『希望バス』控えて警察、用役増強...釜山鋭い『緊張感』

用役4000人、警察7000人を配置...『キャンドルデモ行進』から衝突予想

7月9日、全国の1万人が釜山韓進重工業に集まる『希望のバス』出発を控えて、 すでに警察と韓進重工業、そして希望のバス参加者の間で鋭い神経戦が行われ ている。

8日夜までに集計された数は、ソウルから出発するバスが64台、地域から出発す るバスが80台、江原道をはじめ嶺南地域から出発するバンが50台以上になる。 済州地域は『希望の飛行機』で出発する予定だ。また現代自動車社内下請労働 者は『希望の自転車』、双竜自動車労働者と市民は9日にわたる『塩の花を訪ね る千里の道』徒歩行進で釜山韓進重工業に到着する。

［出処:チャムセサン資料写真］

現在のところ、43地域から195台を越えるバスとバン、飛行機が釜山駅広場に集 まることになっている。これにより9日午後7時、釜山駅広場に到着する労働者、 障害者、学生、青少年、宗教家、文化芸術家、医療関係者、キャンドル市民な どの『希望のバス』参加者は1万人に達すると予想される。

そのため警察をはじめとする韓進重工業使用者側は、大規模人員の集会とデモ 行進に備え、警察と用役職員を増強しており、現在、釜山は緊張感がみなぎっ ている。韓進重工業の場合、すべての工場の回りに鉄条網を張り、監視カメラ を設置している。また4000人規模の用役職員と使用者側職員を工場の中に配置 している。

警察も、釜山駅と影島造船所の前に93中隊、7000人の戦闘警察を配置し、デモ 行進と韓進重工業影島造船所前の集会を完全に遮断する方針だ。また影島住民 には影島橋を封鎖すると公示し、あちこちに出入を禁止する横断幕をかけ1万人 のデモ行進の過程で大規模な衝突が予想されている。

［出処:チャムセサン資料写真］

特に2次希望のバス企画団は、合法的にキャンドルデモ行進の集会申告を終えて いるが、警察がデモ行進と集会を源泉封鎖していると反発している。彼らは 「憲法が認める集会、デモの自由と表現の自由だけでなく、今では通行の自由 まで勝手に制限している」とし「警察が合法的に申告された集会とデモ行進を 威圧的に封鎖し、韓進重工業使用者側が1次の時のように救社隊と用役を動員し て暴力挑発し、イベント会場に集まった人々を脅迫すれば、『2次希望のバス』 に参加した人の公憤は誰にも防げない」と警告した。

一方、9日午後7時頃、釜山駅広場に集まった『希望のバス』参加者は、『釜山 地域市民と共にする連帯コンサートおよび出逢いの広場』を行う予定だ。コン サートには、歌手のパク・ヘギョンとウェイクアップ、3号線バタフライなどの 公演と、キム・ソヌ、シム・ボソン、ソン・ギョンドンなどの詩の朗読が続く。

参加者たちはコンサートの後の8時30分頃から10時までは、釜山駅から影島橋を 通り、影島造船所までキャンドルデモ行進を行う。また午後10時頃から、影島 造船所の前で『大同マダン』が、11時からは『連帯の文化乱舞』が夜中行われ る。『希望のバス』参加者は10日午後2時頃に解散する予定だ。

［出処:チャムセサン資料写真］

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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