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「希望列車」、台風を突破して釜山に

双竜車、韓進重、ユソン企業家族対策委が釜山に集まって希望を分けあう

ウ・ヨンヘ記者 2011.06.26 20:11

6月26日、平沢の双竜車労働者と忠清のユソン企業労働者が釜山の韓進重工業の 労働者家族と会う『希望列車』が平沢を出発し、釜山に到着した。

朝8時頃、三々五々双竜車家族が平沢駅に集まり始めた。双竜車の家族たちが 韓進重工業の家族と会いに行く『希望列車』は、列車を1両埋めて8時15分に 平沢駅を出発した。

台風を心配していた双竜車整理解雇反対家族対策委(以下 双竜車家対委)のコン・ ジヨン代表は「双竜車の家族とユソン家族が韓進家族と会うため釜山に遊びに 行く。台風の中で、韓国社会の台風の目である韓進重工業に行く」と笑った。 今回の希望列車について「現在、双竜車の子供たちの心理治療が行なわれているが、 韓進重工業もうまくいかなければ長い間、子供たちの問題が続くだろう。資本 と警察の暴力にそのまま晒される子供たちが傷つかないように、私たちができる 事をしなければならないと考えた」と趣旨を明らかにした。

双竜車から一緒に来た家族は16家族。久しぶりの外出に子供も大人も無関係に みんな明るい表情だ。家対委とレモンツリー工作団が用意したのりまきとパン、 飲料とおやつを持って、子供たちはさらに楽しみだ。生まれて初めて汽車に乗っ たというソクヒョン(4歳)は興奮して朝ごはんも食べなかった。澄まし顔の ソヒョン(6歳)もイ・ドンス画伯が描いたカリカチュアが気に入ったのか笑う。 チュガン(6歳)とテギョン(6歳)も同じ年頃と電車の中で飛び回るのに忙しい。

天安駅ではユソン企業家族対策委の大人と子供、六人が一緒に列車に乗った。 「ぜひ一緒に行きたかった」、「とても急だったのであまりたくさん来られな かった」と申し訳なさそうだった。

双竜車の家族とユソン企業の家族の自然なあいさつも続く。「ユソン企業家対委 です」、「夫がよく行っているので少し知っています。しばらく双竜車のような 状況で…大変でしょう?」 家対委活動の共感は初めての人も簡単に親しくする。 ユソン家対委で「夫が家対委として出てきた夫人たちに『家に帰れ』と言う人も います」と言うと、双竜車家対委も「私たちのところにもそんな人がいました。 双竜車工場には千人いましたが、家対委は3-40人しかいませんでした。それでも がんばってください」と言う。先に家対委で活動した双竜車家対委は「家対委に 後で参加した人もぜひきちんとまとめて一緒にすることが重要です」という要請 も忘れなかった。いつも涙を流していた彼女たちの笑い声は釜山に到着する前に 希望を抱いていた。

釜山駅が近づくと、家対委は準備してきたTシャツと雨具を配った。Tシャツには キム・ジンスク民主労総指導委員が座り込みをしているクレーンを描いた 『スーパークレーン85号』がプリントされていた。12時40分頃に釜山駅に到着した 希望列車の乗客たちを迎えたのは、釜山の韓進重工業の家族だった。『希望列車の みなさん、こんにちは』というプラカードを持つ子供たちは気迷いなくうれし そうに挨拶を交わした。

韓進重工業家対委は目を会わせるたびに「お会いできてうれしい」、「ありが とう」と挨拶をされる。釜山民主公園に移動した家族たちは一緒に弁当で昼食 を取った。韓進重工業家対委と双竜車家対委のあいさつも続いた。釜山民芸総 が用意した風物公演と大同遊びも行われ、ずっと子供たちの笑い声が絶えなかった。

韓進重工業家族対策委のト・ギョンジョン(33歳)代表は「希望列車に乗って、 私たちより先につらい時間を過ごした双竜車の家族がきてくれて本当に力にな る」と述べた後、「韓進重工業闘争に本当に多くの人が関心を持ち、後援して 連帯をしてくれる。私たちが受けた希望をくやしく解雇されても話もできず、 労働組合もなく、訴えるところもない人たちに、私たちも希望をお返ししたい」 と所感を明らかにした。

韓進重工業の家族と双竜車の家族は夜まで一緒に過ごす。双竜車希望列車は9時 27分、釜山駅から平沢駅へと出発する予定だ。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-28 10:49:38 / Last modified on 2011-06-28 10:49:50 Copyright: Default

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