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ユソン企業と労組が衝突...金属労組「ためらっている時間はない」

尋問の日までに召喚状も受け取っていないのに業務妨害禁止仮処分?

特別取材チーム 2011.06.15 23:08

6月15日、職場閉鎖から29日目のユソン企業での労使関係が紛糾している中で、 会社は労働者が出勤の意思を明らかにしたにもかかわらず、用役警備を動員し て出勤を防いだ。

また午後12時頃、ユソン企業支会(金属労組所属)組合員が用役警備に『暴行』 までされ、労働者たちの怒りは爆発直前だ。組合員たちは用役警備が正門から 150メートルほど離れた橋の上で支会座込場を監視していたことに抗議するため に近付いた。

すぐ工場正門を守っていた用役警備100人ほどが走り出てきて、用役警備と組合員 が衝突、組合員のイ某氏が病院に運ばれた。この組合員は現在鼻骨にひびが入った 状態だ。

この状況を目撃した組合員は「用役警備の1人が組合員と衝突し、突然ヒジで鼻 を殴り、工場内に逃げた」と伝えた。

金属労組副委員長、「この闘争は全てを動員しても解決する」

尋問期日に召喚状も受け取っていないのに業務妨害禁止仮処分?

全国金属労働組合(委員長パク・ユギ)は、6月15日の午後3時にユソン企業牙山 工場の前で『金属労組嶺南/忠清決意大会』を開いた。ユソン企業支会組合員と 金属労組など約700人が集まり、声を揃えてユソン企業を批判した。集会の後、 午後7時からキャンドル文化祭も開かれた。

会社は現在、労組が交渉を要求しても拒否するばかりか組合員の労組事務室への 出入も妨害している。特に、会社はユソン企業だけでなく才能教育、韓進重工業 などで社会的な問題になっている用役警備を雇用し続けているため、労使の対立 はさらにもつれている。

金属労組のキム・ホギュ副委員長は「今、ためらっている時間はない」とし、 「この闘争は、全てを動員してでも解決する」と意志を見せた。

ユソン企業牙山のイ・グヨン副支会長は「私たちの闘争に真正性という言葉が 出てくる」とし、「この後には労働組合を破壊しようとする使用者側の意図が 隠れている」と強調した。続いて「誰に真正性があるのか、もう一度考えよう。 本当に会社が一緒に死ぬというなら拒否しない」と強く発言した。

一方、会社は、朝8時からの組合員の集団的な出勤に対し、用役を動員して正門 をふさいでいるコンテナに、工場出入に関する大田地方法院天安支庁の業務妨害 禁止仮処分決定文を貼り出した。

労組組合員の工場出入を制限することで、会社は不法の議論がある攻撃的職場 閉鎖をして組合員の工場出入りを止めたばかりか、各種の『言い掛かり』を つけていることに、労働者たちは反発した。

また、ユソン企業牙山支会をはじめとする12人の支会幹部は尋問期日に召喚状 さえ送達できなかったのに、こうした決定をする法院を批判する声が上がっている。

法院は決定文で『債務者(労組幹部)キム○○、イ○○、ホン00、ユ○○を除く 債務者に対しては尋問期日に召喚状が送達できず、尋問期日を開けなかったが、 その期日を開いて審理するとこの事件仮処分の目的を達成できない急迫した事 情があると認められるので、民事執行法第304条により尋問期日なく決定する』 と明らかにした。

これに関連して、支会の関係者は「債務者とされる8人が尋問期日に召喚状を受 け取れず、審理も行なわれなかったのに、仮処分申請が決定されたのは不当だ」 とし「急迫した事情が認められると言うが、それが何かも理解できない」と指 摘した。支会は法院に労働組合の抗議を伝える計画だ。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-18 06:40:30 / Last modified on 2011-06-18 06:41:00 Copyright: Default

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