韓国:キム・ジンスク「韓進重意見接近案は、整理解雇撤回案」 | |||||||
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キム・ジンスク「韓進重意見接近案は、整理解雇撤回案」鄭東泳「影島造船所への警察投入は警察の過剰反応」
ユン・ジヨン記者 2011.11.10 10:02
11月9日に発表された韓進重工業労使の意見接近案について、キム・ジンスク指 導委員が事実上の整理解雇撤回案だという立場を明らかにした。 309日間クレーンで高空籠城を続けているキム指導委員は、「勤続の経歴が認め られたということは、整理解雇が撤回されたという意味で、使用者側が1年間の 生計支援金の責任を持つことにしたのは、整理解雇の部分について使用者側が 無給休職ではなく有給休職として責任を持つという意味」とし「その意味で、 整理解雇は撤回されたと考える」と説明した。 金属労組と韓進重工業労使は11月8日午後7時に開かれた徹夜実務交渉と、11月 9日午前10時に開かれた本交渉で、△合意締結の日から1年以内に再就職、解雇 期間以前の勤続年数による勤労条件の認定、△1人当り生計費2千万ウォンを支 給、1千万ウォンを先に支給し、残りは来年3月、7月、11月に分割支給、△労使 双方の刑事告訴、告発、陳情をすべて取り下げ、支部と個人に対する民事上の 損害賠償請求は最小化するという意見接近案を出した。 ▲11月9日に労使が公開した韓進重工業整理解雇の件に対する労使合意書のコピー[出処:金属労働者] だが組合員総会で協議案が可決され、労使が合意しても、その後に使用者側が 協議案を履行するかどうかについては憂慮の声が高い。 キム指導委員は10日にMBCラジオの[ソン・ソッキの視線集中]で「労使が合意 して協約書に印鑑を押せば、遵守されるべきだが、これまで韓進重工業は何回 も約束を翻意して、2003年にも結局使用者側が約束を翻意したため二人が死んだ」 と憂慮を表わした。 続いて「今回は特に国会で勧告案が作られ、それにより労使合意案が作られた ので、使用者側もはっきりこの状況を認識すべきだ」と強調した。 一方、9日の午後、警察が奇襲的に85号クレーンに兵力を配置し、組合員総会が 失敗したことについて、『警察と使用者側が、せっかくの食事に灰をまくよう なもの』という批判が続いている。 韓進重工業支会は午後2時、韓進整闘委と報告大会で解雇者の意見を聞き、順調 に進めば午後4時に影島造船所内の団結の広場で組合員賛否投票を行う計画だった。 また組合員賛否投票で案が可決すれば、85号クレーン周辺で略式集会を開き、高空 籠城中のキム指導委員とパク・ソンホ韓進整闘委共同代表など4人が座り込みを 解除する方針だった。 だが午後4時10分頃、警察が影島造船所の東門から85号クレーンに奇襲配置され た後、交通を遮断して組合員と衝突し、結局、組合員総会は失敗に終わった。 行政安定委員会の趙承洙(チョ・スンス)議員によれば、韓進重工業使用者側が 影島警察署に『施設保護要請』をし、警察は施設保護とキム・ジンスク指導委員 を逮捕するために警察兵力を投入したという。 キム・ジンスク指導委員は施設保護要請と警察の投入について「クレーンを持っ て行くつもりはなかった」とし「からだだけ降りるが、警察兵力が工場に入っ てきてクレーンを完全に包囲した」とあきれていた。また「まず降りて組合員 と挨拶し、すぐ病院に行くつもりだったが、おかしくなった」とし、「病院で 診断を受けた後に警察に出頭し、十分に調査を受けられる状況だったのに警察 がオーバーアクションをした」と指摘した。 警察側が主張する『安全に病院に移送するため兵力を投入した』という立場に も「警察兵力何中隊に放水車まで動員して、安全に病院に行くのか」として 「誰が見てもおかしい。大韓民国があんな形で税金を浪費してもいいのか、 まったくあきれてしまう」と声を高めた。 民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員も、[CBSキム・ヒョンジョンの ニュースショー]に出て「証拠隠滅と逃走の恐れがある時、身柄を拘束するが、 キム指導委員が事実上、公人の立場なので逃走できない。これは公権力が偏狭 な法適用で、警察力の過剰処分に当たる」とし「どうやらキム・ジンスク氏が 降りてきて、歓迎式を開くのは見ていられないという、とても姑息な判断をし たのではないか」と説明した。 またチョン委員は「今日の午後2時に組合員総会が開かれ、昨日、警察の責任者 から再発防止約束の協議があったので、今日は終わることとと期待する」と述べた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-11-10 11:19:57 / Last modified on 2011-11-10 11:20:01 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |