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現代車非正規職闘争1年「私たちの闘争は終わっていない」

組合費真相調査終了、11月20日に組合員総会

ヨン・ソンノク(現場記者) 2011.10.27 10:02

金属労組現代車非正規職支会は10月26日の晩、現代車蔚山工場本館正門前で 水曜集会を開いた。

▲26日夜に現代車正門の前で開かれた現代車非正規職支会水曜集会.

現代車非正規職支会は、組合費関連の真相調査がほぼ終わったとし、水曜集会 の後、支会の教育館で詳細を報告すると明らかにした。

続いて非正規職支会第4工場の解雇者ファン・ホギ組合員は、現在第4工場で行 われている会社側の生産管理では、外注化により雇用待機中の同僚がいると 現場の状況を説明した。

第4工場の外注化による雇用待機中の組合員は現在6人

彼は「第4工場でトゥーサンを生産する同僚6人が雇用待機中で、会社は仕事を させていない。3人は仕事の材料がなく、3人はトゥーサンを生産する時だけ働 く。仕事がない時は正規職工程に行って手伝いで働いたりもする。第2工場も、 整理解雇があるという噂が飛び、第3工場も60〜70人程度の余裕人員があるなど の話が流れている」とし「資本はいつも隙を狙っている。解雇者は組合員に近 付いて、小さな闘争から作り出そう。全社会的に非正規職労働者の困難を認識 している。私たちさえ放棄しなければ良い。現場の中の問題によく対応しよう」 と話した。

27日に配る宣伝物で、非正規職支会の第4工場事業部は生管の外注化で雇用が消 え、待機中の労働者の総雇用保障と使用者側の不法派遣対象者縮小阻止、構造 調整阻止闘争を事業部会議で決意したと明らかにした。

第4工場事業部はまた「生管外注化は構造調整の信号弾だ。正規職労働者の高齢 化で艤装ラインで働くのが困難になった時に役立つように雇用を移し、年齢に 合わせて働ける雇用が生管部署の雇用だ。また、非正規職労働者には、現代車 使用者側の不法派遣工程でもある。これは次第に全工場に拡大しつつある。 生管外注化で雇用が消えた労働者が深刻な雇用不安に苦しんでいるが、待って いろという元下請使用者側の態度をこれ以上放置できない状況であるのは明ら かで、朝出勤闘争を展開することにした」と伝えた。

第4工場外注化問題について、第4工場事業部と非正規職支会は、本館と第4工場 の前でプラカードデモや抗議デモを続ける計画だ。しかし、非常対策委の中で 議論せず、独自に事業部会議で決め、普段は非常対策委に参加して意見を出さない ことに対する批判の声も高かった。

「闘争は終わっていない」 11月20日に組合員総会を開催

第1工場解雇者のパク・ヒョンジェ組合員は「今、支会の状況は難しいが、何か やってみよう。20日の組合員総会で質問用紙を回し、支会の事業方向や闘争の 方法を幅広く悩もう。不法派遣闘争1年だ。久しぶりに開く総会に現場の組合員 は特別勤務も放棄して総会に参加し、支会正常化のための場にしよう。また、 不法派遣正規職化の判決が最高裁で出たが、法だけに頼らず他の社会的闘争も やってみよう。企業が社会的責任を全うしているのかを知らせることも重要だ。 私たちの闘争は終わっていないし、これから始まりだ」と訴えた。

イ・ウンファ非対委員長は、組合費関連の真相調査がほぼ終わったとし、「二 回も非対委員長をしたがもう限界にきたようだ。非常対策委を解雇者ではなく、 現場で作ればどうか。今当分は難しいが、非常対策委を作ることをもうひとつ の闘争として現場で組むことで、使用者側と堂々と戦い、支会も堂々と動ける。 中で作らなければ生き残るのは難しい。外で解雇者も闘争を作り、中でも共に 戦い抜こう」と、真相調査後に去就を決める意思を示した。

一方、シート事業部のソン・テホ組合員は、ドンソン企業で働いて解雇された チャン・スンファン組合員がガンにかかって困難な状態だとし、関心を訴えた。 チャン・スンファン組合員は前立腺癌で手術を受けたが、癌細胞が膀胱と頭の 部分にまで転移し、非常に深刻な状況だという。

▲現代車非正規職支会の教育館で組合費関連真相調査委員会の説明を聞く組合員。 ほとんどが水曜集会に参加した解雇者たち。

集会の後、非正規職支会の教育館でチョン・ヨンジュ前事務局長の会計処理に 関する真相調査についての報告があった。真相調査委員の調査によれば、相当 部分、欠損組合費が領収書処理されていないことが明らかになった。チョン・ ヨンジュ前事務局長によると、あまり金額は大きいとし、2〜3日中に真相調査 の内容に関する追加資料があれば提出する計画だと真相調査委員会は明らかに した。これに伴い、今週中に真相調査が終わる計画で、それによる後続措置が あるものと見られる。

▲現代車蔚山工場出庫門で開かれた不法派遣闘争1年と20日ある組合員総会を知らせる映像スクリーン。向い側に数十人の会社側管理者が立っている。

夜間の出勤時間になり、非正規職支会は不法派遣撤回闘争1年を回想し、11月 20日の組合員総会を知らせる映像上映を現代車蔚山工場出庫ゲートの反対側で 進めた。映像を写すと会社側の管理者が道路を渡ってきて、画面の前に立ち、 ひとりがプロジェクターを足でけった。非正規職支会組合員が彼を追いかけて 行ったが、使用者側管理者に止められた。

支会の組合員たちは寒くなる中で、昨年11月の第1工場占拠ストライキを思い出 しながら、闘争の熱気を高めている。毎朝の出勤闘争も続いていて、映像上映 も続ける。11月20日の組合員総会は、不法派遣撤回闘争の意味を再確認して、 支会の正常化と正規職化闘争への気持ちを集める場になると支会の関係者は話 した。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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