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貨物連帯幹部、大韓通運前で遺体で発見

失踪5日後、労組弾圧した該当事業場の前で自殺

イ・ジョンホ記者/ 2009年05月03日15時52分

▲亡くなった貨物連帯朴某支会長

闘争事業場問題解決を要求して自殺を暗示する文を書いて消えた貨物連帯幹部 が失踪5日後の5月3日午後12時に大韓通運太田支社前で遺体で発見された。

民主労総運輸労組貨物連帯本部光州支部の朴某支会長が4月29日未明、最近財閥 グループの労組弾圧に対抗して闘っている大韓通運宅配分会の闘争が足踏み状 態であることを残念がり、さらに力強い連帯闘争を訴える文を労組事務室に書 いて潜伏した。朴支会長は一日後の4月30日0時に自分が活動してきた民主労働 党光州市党のホームページに連帯闘争の呼び掛けと共に死を暗示する文を載せた。

朴支会長はこの日の昼12時に大韓通運大田物流センター向い側の森の中にある アカシアの木に首を吊って遺体で発見された。周辺を通りかかった農夫が警察 に通報した。民主労総大田本部は「故人が首を吊った木に『大韓通運は労組弾 圧を中断しろ』という横断幕がかかっていた」と説明した。現在、遺体は大田 中央病院に安置されている。貨物連帯の幹部らは、朴支会長の知らせを聞き、 対策作りのために急いで大田現場に移動している。

朴支会長が残した文で闘争を訴えた大韓通運宅配分会は、大韓通運光州支社に 所属する宅配ドライバーで、3月16日に78人の組合員を携帯電話のメールで集団 解約され、ストライキで闘っている。4月17日には大韓通運光州支社の前で座り 込みをしたが、組合員が代替運送車両にひかれ、病院に入院することもあった。 大韓通運宅配分会は、大韓通運資本の一方的な運送料引き下げ中断と、昨年6月 に労使が結んだ団体協約の履行を要求して一か月以上テント座り込みを続けて いる。貨物連帯は5月3日夜に非常中央執行委員会を開き、大韓通運宅配分会闘 争の支援方案を議論することにした。

▲ストライキ中の大韓通運宅配分会

朴支会長の失踪が知らされ、家族と同僚は五日間切なく訪ねてきた。朴支会長 が所属していた公共運輸連盟と貨物連帯本部は、5月1日にメーデー大会が開か れた汝矣島広場で約30人の組合員と幹部が朴支会長の写真を持って焼身などの 極端な選択を防ぐために大会場周辺に散り、朴支会長を探した。

朴支会長と共に闘ってきた貨物連帯の李某支部長も4月30日夜に運輸労組ホーム ページに『パク○○同志共にしましょう。-極端な決定はやめるよう』という題の 文を載せ、朴支会長に極端な選択を自制して家族に連絡するよう訴えるに至っ た。李支部長は朴支会長と最後に通話した番号に1時間おきに電話しているが、 5月1日夜10時まで通話ができず残念だといった。

朴支会長は4月30日午前0時にホームページに書き込んだ文で、「必ず闘争に勝 てるのなら捧げなくては」、「路上に追い出された同志が正々堂々と会社に戻 り、元気な声をあげられるように力を貸して下さい。共にできず申し訳ありま せん」等、極端な選択を暗示した。

▲亡くなった朴某支会長が30日午前0時に民主労働党光州市党ホームページに残した文

朴支会長の家族は警察に失踪申告を出した後、4月30日の午後に民主労働党ホー ムページに極端な選択を自制するよう訴える文を載せた。

朴支会長は貨物連帯幹部で、2006年イルジテック原職復帰闘争と光州サムスン 電子ストライキなどさまざまな闘争に積極的に連帯し、献身的に活動してきた。 失踪の契機になった大韓通運宅配分会の闘争は40日を越えても事業主の錦湖グ ループの労組弾圧により、合意した交渉内容まで翻意され、多くの組合員が解 雇されるなど解決に困難を味わっている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-05-06 21:23:22 / Last modified on 2009-05-06 21:23:26 Copyright: Default

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