ドイツ金属労組と懇談会

［コルト・コルテック遠征闘争(2)］楽器ショー近隣に集会申告

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闘争団、ミュージックメッセ近隣地域に集会申告

韓国の『コルト/コルテック不当解雇労働者闘争団』の憂慮と違ってドイツの集 会申告は順調だった。ドイツ金属労組もコルト/コルテック労働者への弾圧に驚 き、3月28日にフランクフルトで開かれるG20反対集会で闘争団の宣伝戦を助け るよう努力すると約束した。

3月27日午前8時30分、闘争団は現地の弁護士を訪問し、集会に関する助言を聞 いた。コンソール弁護士は「警察が統制する権利はあるが、連行したり阻止す る権利はない。ドイツの集会の権利は警察に通知すれば行使でき、許可を受け る理由はない」と説明した。

闘争団は弁護士の助けで無事にミュージックメッセが開かれる広場での集会申 告を終えた。コンソール弁護士は「遠方から来た闘争団の闘争を支持する。こ こにいる間、いつでも連絡しなさい」と闘争団に細かく自分の連絡先を知らせた。

▲金属労組パク・チャンヒョン研究委員は「集会申告や全般的な闘争をずいぶん心配したが気が楽だった」として集会申告書を持って笑った。

ドイツ金属労組「どうしてこんな事業場が?」

午前11時にはドイツ金属労組との懇談会が開かれた。労組は「コルトはドイツ に生産基地がないので直接の連帯について悩んだ」とし、700日間のコルト-コ ルテック労働者の闘争を心配していた。

キム・ギドク団長は「コルト/コルテックのパク・ヨンホ社長は韓国で120番目 の金持ちであり、彼が金持ちになったのは多くの労働者の犠牲で可能だった」 と述べた。続いて窓一つない工場でやすりがけをして、つらい労働でからだが 壊れるまで働いても、最低賃金程度の賃金しか受けられない労働者たちがコル ト/コルテックを100億台の利益をあげる絶好調企業にしたと説明した。また、 労働者たちが最低賃金を受けているのに「パク・ヨンホ社長は労働者に黒字企 業を赤字と言って、毎年42億ウォンの配当を持っていった」と伝えた。

コルト支会のキム・ソンイル組織部長は「ドイツと違い、韓国は解雇されると 社会的な保障がない」とし「まともな工場を労組を作ったからと言って廃業し、 インドネシアと中国に工場を移転するのは理解できないことであり、偽装廃業 だと思う」と述べた。続いて「パク・ヨンホ資本がいかにあくらつかといえば、 地方労働委員会が解雇された労働者たちを復職させろと命令したのに会社はそ れを履行しなかった。またイ・ドンホ組合員が焼身をした時、3年間治療費を支 払うといったが、今はそれもしないと言う」と付け加えた。

▲ドイツ金属労組との懇談会

コルテック支会のイ・イングン支会長も「頼むから交渉に出てきてくれと要求 しても、私たちは社長に会えなかった。社長と会うために監獄に行くのを決意 して本社占拠もして、15万4千ボルトの送電塔に上がって1か月間ハンストをし た。だが何も変わらなかった。だからわれわれはドイツに来た。ミュージック メッセにコルト/コルテックが参加するので、その時に社長に会う」と話した。

これに対してドイツ金属労組は「どうしてこんなことが起きるのか理解できな い」とし「あるいは復職ではなく慰労金などを受け取ろうとしているのか?」と 尋ねた。キム・ソンイル組織部長は「金ではなく復職を望む」と強調し「この 20年間の悲しみはとても多い。工場に帰って人間らしく働きたい」と説明した。 また「会社が良い時は家族と言い、会社が苦しくなるとゴミ扱いされてきたの に、慰労金に何の意味があるか。私たちが働いた工場をパク・ヨンホが返すま でわれわれは戦う」と断言した。

彼らの発言を聞いたドイツ金属労組は「無労組経営で廃業した使用者側が悪い」 とし「ドイツでの集会に関して最善を尽くす」と約束した。ドイツ金属労組は 闘争団の滞在中、傘下労組に彼らの闘争を知らせて、遠くからでも応援できる ようにすると述べた。また闘争団が必要とする事務備品などが使えるように配 慮することにした。

乾燥した韓国と違い、一日三四回も変わる寒くて湿っぽいフランクフルトの空 気、闘争団は「初めはどうやって集会を申告するのか、ドイツ人とどう話すの か心配が山ほどあったが、今日直接あってみて不安な気持が消えた。」とし 「私たちがどう闘うのかはっきりと知らせる」と述べた。続いて「ミュージッ クメッセに参加するバイヤーとドイツ人を対象にパク・ヨンホ社長がコルト/コ ルテックで犯した非人間的な労組弾圧を知らせ、不買運動を拡散させる」と繰 り返し強調した。

今、闘争団の準備は終わった。闘争団は28日に開かれるG20反対集会を始め、 ミュージックメッセが開かれるフランクフルト市の中心でドイツ市民と共に宣 伝戦とキャンドル集会をする予定だ。(チョン・ユンミ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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