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ソウル地下鉄の赤字は病暇が多いから?

ソウル地下鉄労組、「モラルハザードは自分の利益に忙しい経営陣」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年09月23日16時05分

ソウル市とソウル地下鉄使用者側、労組ストライキに「強硬対応」

ソウル地下鉄労組が9月26日にストライキを予告しているが、今日(9月23日)午 前、ソウル・メトロとソウル市が「強硬対応方針」を打ち出して正面から衝突 している。

ソウル・メトロは今日の午前の記者会見で「今回だけは市民の足を担保にする 労組のストライキ戦術が効かないように、強力に対応する」と述べ、ソウル市 も報道資料を出して「公企業の経営革新を支障なく進める」と既存の立場を曲 げなかった。

ソウル市は、△人員削減のための経営の効率化、△不合理な団体協約の改善と先進 労使文化の構築、△顧客サービスの画期的な向上を目標に掲げ、2010年までに 傘下の5つの公企業(ソウル・メトロ、都市鉄道公社、施設管理公団、ソウル農 水産物公団、SH公社)総人員の17.3%にあたる3406人を削減し、年間1千800億 ウォンを削減する計画を持っている。

これによりソウル・メトロは2010年までに2088人の人員削減計画の下で、現在 404人を削減し、8つの駅務と遺失物管理センター、車両基地構内運転業務を外 注委託した。

これに対して労組側は「業務と分野を区別せず大々的に進められる外注化民間 委託は、地下鉄を民営化、私有化の道に追いやる手順で、結局は地下鉄の安全 運行と公共性を深刻に脅かす」と反論している。

職員のせいにだけするソウル市とソウル・メトロ

ソウル地下鉄労組のストライキは、地下鉄の運営政策をめぐってその中心をど こに置くかで鋭い対立を生み、発生したが、ソウル・メトロ側とソウル市は現 在のソウル地下鉄の問題を、職員と組合員のモラルハザードとしてむしろ対立 をさらに深める効果を出している。

ソウル市は報道資料の多くの部分をソウル地下鉄乗務分野で働く労働者の病暇 が多く、代替勤務手当てを取ったり、頻繁な争議行為とストライキはもちろん 不合理な団体協約による労組の経営権の侵害により正常な企業活動が難しいこ となどで満たし、職員と組合員への問題の責任の転嫁に汲々としている。

これに一部の言論では「放漫な運営の責任を職員や労組に押し付けようとする 経営陣では、どんな革新計画も成功は難しい」というソウル・メトロ記者会見 参加記者の話を引用報道した。

これに対して労組側は「外注化、委託の過程でソウル・メトロの元高位要人と ソウル市天下り人事に特典を与えているという非難がある」とし「自分たちの 稼ぎのために、抜け道で定年まで延長し、公企業を食いちらすなど、公企業の モラルハザードはここから始まっている」と反論した。こうしたソウル・メト ロの外注委託に対して9月8日、ソウル市議会でソウル市議会のリュ・グァニ議 員は、入札方式と公告期間、外注委託を推進しているイ・ソッカ前ソウル・メ トロ本部長の身辺問題などに問題があるとし、特別監査を要請している。

ソウル地下鉄労組は26日に予告されているストライキに対して「最後まで交渉 と対話の努力をつくす」と述べ、「だが今日のソウル・メトロの記者会見は、 円満な対話による問題解決を望まないということを明らかにしたものと見なす」 とし「だが労組は最後まで市民の不便を最小にするために順法闘争と平和なデ モ、呼び掛けによる方式を考慮する」と市民の支持を訴えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-09-25 02:37:03 / Last modified on 2008-09-25 02:37:04 Copyright: Default

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