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秋夕も座込み場を守ります

忠清地域だけではない労働者たちの戦い

メディア忠清 www.cmedia.or.kr / 2008年09月12日15時00分

丸い十五夜の月が浮かぶ秋夕です。楽しく過ごせる秋夕になればいいのですが、 秋夕は労働者の闘争を待たず、いつのまに来てしまいました。ここにまだ強く 闘争を続けている労働者がいます。

忠北

ハイテックRCDコリア労組「秋夕はハイテク社長の家で...」

「ソウルに行くんだ。朴チョンソ社長さんの近くで宣伝戦するために。 それが私たちの名節さ。」
ハイテックRCDコリア労組労働者が当然のように言った。すでに7年。 7年間道路で一日一日を送った。

忠北道清原郡オチャン邑オチャン科学産業団地にあるハイテックRCDコリア。 職場閉鎖、用役職員動員、不当な強制配置転換による組合員イジメのラインを 構成して有名になった。継続的な監視で組合員全員に憂鬱症を伴う慢性適応 障害を抱かせた会社。年間の売上額が5百億ウォンを越え、当期の純利益だけ で50億ウォンを越えるハイテクから、資本金5千万ウォンの会社に組合員を追い 出そうとする会社。この会社の中にハイテク労働者たちがテントを張って 「現場に戻る」と闘争を進めている。

「使用者側はとても静かで、さらに変だ。目論見がありそうだ」と、名節に家 に帰ることは考えもしなかった。「どうする。こうして戦い続けることだね。 地域闘争事業場と共に戦えるようにしなければいけないんだが、容易ではない。 それでもしなくちゃ。名節であれ何であれ、私たちは私たちの仕事をする。」

中原シルバーヴィレッジ、立場の差を確認しただけの4者面談、「最初のボタンを掛け違えたのだから二番目ボタン位は」

忠州にある老人専門療養施設の中原シルバーヴィレッジは国・道費18億3千万ウォ ンの支援を受けて、去る2005年12月19日に門を開いたが、8月11日、従事者への 集団整理解雇に続き、10月15日に正式閉鎖を控えている。

この施設の労働者たちは、「年配の方の人権を無視して脅迫する中原は許せな い。また国民の血税で建てられた中原は公共の財産で、これを一個人が思いの ままにできない」と施設閉鎖を防ぐ闘争をしている。

忠北道は施設労働者たちの要求に対し、9月10日、中原シルバーヴィレッジ正常 化のための会議を忠州市/ポウン福祉財団/労働組合に正式に提案した。しかし 9月10日に忠州の薪尼面の事務所で開かれた4者会議は特別な成果なく終わって しまった。中原シルバーヴィレッジの正常化方案について、労働組合はポウン 福祉財団の運営再開を要求し、財団が施設運営を再開しなければ忠州市が施設 を直営することを提案した。

これについてポウン福祉財団は、施設を再開しないと繰り返し、忠州市は施設 を直営することについては法人所有の財産を勝手にできず、法的に不可能だと いう立場を明らかにした。

韓国空港公社労組清州支部、「秋夕時は空港でチラシを配ります」

韓国空港公社労組清州支部は今年の秋夕を民営化反対のチラシを空港利用者に 配って過ごす予定だ。

最近、清州空港民営化に関して忠北道と清州市の各界各方面から反対の声が高 まっていて、空港労組労働者の顔も明るい。「空港売却に反対する人が多くな るほど、この闘争の正当性をまた信じられる。」

清州空港の労働者たちは、空港民営化を防ぐためにチョッキを着て、空港を利 用する市民に、政府が進める民営化事業を親切に説明する。彼らは「空港は私 たちすべての財産だから、私たちみんなが守る」と力説した。

現在、彼らは労組チョッキ着用、定時出退勤、民営化阻止リボン着用、地域議 員と官公庁との面談、ダウム・アゴラ請願コーナーでの清州空港民営化反対署 名運動などを進めている。

忠南

新羅精密、労働部で会社の過度な職場閉鎖認定

忠南スシンの新羅精密の労働者たちは、最大名節の秋夕をむかえても全員家に 帰らず、臨時労組事務室のテントを守る。会社の労組弾圧が常識以下の水準な ので、安心して秋夕を楽しめないのだ。

しかし労働部(大田地方労働庁天安支庁)から聞こえてきたうれしい知らせは、 労働者の心を軽くする。労働部は闘争が長びく事業場に対し、労組、会社と会っ て独自調査を実施した。会社が主張した労組の「怠業、残業・特別勤務拒否、 争議行為、営業妨害、通常勤務拒否」にはすべて「労組に疑いがないと見られ る」と調査結果を発表した。

会社の過度な職場閉鎖を労働部も認めたのだ。

労組によれば、調査過程で会社のイム某理事が労働者に「残業・特別勤務など の仕事をさせなかった」という発言をして、労働者たちは勤労を続ける意思を 明らかにしたが、会社が仕事をさせなかったことが明らかになったと伝えた。

(株)新羅精密の労働者は最低賃金水準の賃金と劣悪な労働条件に対し、3月に労 組を設立して争議行為賛否投票を行い、92%の高い賛成で6月5日からテント座り 込みに入った。テントは労働組合も認めない会社に対し、労働者が選択した労 組事務室だった。

その後、新羅精密は1人デモ、代表理事の家の前での集会、代表理事の家の前ま で3日間にわたる徒歩闘争を展開したが、まだ代表理事は交渉に参加せず、会社 は労組を認めずにいる。

新羅精密のチェ・ギファン支会長は「秋夕なので気分は複雑だが、われわれは 闘争して勝利するという確信を持っている。正当な闘争で、私たちは皆ちゃん とやっている」と伝えた。

セリム産業、秋夕迎え合同祭礼

忠南洪城のセリム産業労働者は秋夕をむかえ、12日の午前10時30分セリム産業 前で中秋合同祭事を行う。闘争する事業場の労働者のからだと心はいつも疲れ ているがセリム産業労働者には意味深い秋夕になるようだ。

労組はセリム産業支部設立以後、会社の弾圧と闘い、女性労働者への非人間的 な労務管理が表面化し、現場作業環境もまた産業安全保健法の47条項に違反し、 労働健康権が深刻に侵害されていると伝えた。

4月25日の労組設立以後、100%の賛成率で労働者は争議に突入したが、会社は労 組を認めて誠実に交渉するどころか、団体協約締結のための団体交渉に不誠実 に対応しており、職場閉鎖を断行して賃金不払いと整理解雇をした。

その上、8月22日午前6時に労組のストライキテントに火災が発生し、会社正門 に設置したテント一部が燃える事故も発生した。

労組は「名節前の妥結を目標として交渉に臨んでいるが、交渉決定権がない会 社幹部が交渉委員に出てきて言葉を変え続けて交渉に臨み、秋夕前の妥結は難 しいとみて秋夕以後の闘争程度をさらに高める予定だ」と伝えた。

泰安運輸、ストライキ79日を過ぎて「もう終わらせなければならない」

週40時間、月209時間労働が法的に定められた2008年に一日15時間以上ずつ4日 労働、1日無給休業で1月に360余時間以上の殺人的な労働をしても、やっと月 70万ウォンの賃金。

こうした泰安運輸タクシー労働者の胸が張り裂けそうな闘争を聞いたある労働 者が9月2日、泰安運輸闘争勝利のための集会で怒りに満ちて叫んだ。

「7年、労働組合を作って7年を、どうしてそんなに働きましたか。どうしてこ うして生きてきましたか。必ず勝利しましょう。必ず勝利しなければなりませ ん!」

忠南、泰安の泰安運輸労働者たちは2008年4月24日の初交渉から、6月5日まで対 話での妥協を模索したが、会社が交渉の席で「だめだ。聞き入れられない」と 言い続け、6月11日に忠南地方労働委員会に調整申請をした。会社は最後の対話 の席である調停会議にも参加しない態度を見せた。

6月24日の調整中止以後、労組は会社に6月28日、7月1日の交渉を要請したが、 正当な理由なく交渉は延期され、会社が現在より50万ウォンほど労働者の賃金 を低下させる主張を展開したことで、交渉は原点に戻った。労働者たちは、7月 6日の全面ストライキと7月8日から4時間部分ストを行うと、会社は7月11日組合 員に対してのみ部分的な職場閉鎖を断行した。

労組は7月14日、南門交差路にテントを設置してテント座り込みを始め、郡議会 を訪問し、郡守面談、副群守面談をしてタクシー事業場の問題解決を要求した。 23日から25日までは労使の代表者が会って対話したが、会社は全て従来のとお り、社納金を1万ウォン引き上げてくれという主張を繰り返し、3日間の交渉は 成果なく終わった。

その後、労組は泰安郡庁前の1人デモ、テント座り込みと集会などの闘争を 続けている。

労働者たちは、泰安郡がタクシー事業場への管理監督の責任を果たし、油類 カード支給、会社の節税と脱税の調査、付加価値税還付金の支給を徹底的に して管理するよう要求している。(チョン・ジェウン、チョン・ユンミ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-09-17 05:23:02 / Last modified on 2008-09-17 05:23:05 Copyright: Default

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