韓国:二回の公権力投入、不誠実交渉...イーランド事態悪化を呼ぶ | |||||||
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ニューコア-イーランド組合員、「粘り強く戦うしかない」二回の公権力投入、不誠実交渉...イーランド事態悪化を呼ぶ
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2007年07月31日22時25分
二回目の公権力投入...事態をさらに悪化 公権力はまた非正規職労働者たちの悲鳴を踏みにじった。 今日(7月31日)午前3時30分、警察特攻隊の座込み場への進入に続き、午前5時 頃からはニューコア江南店で座り込みをしていたニューコア-イーランド労組 の組合員たちを本格的に引き出し始めた。座り込み組合員の強制連行は二時間 ほど行われ、「私たちは何か間違っているか」、「パク・ソンス会長は交渉に 出ろ」と叫んでもがく組合員たちを、警察は手足を持って暴力的に連行した。 この過程で多くの組合員が呼吸困難、骨折、擦過傷などの怪我をし、二回の公 権力投入で精神的な傷はさらに深まった。 ▲政府は再び座込み場に公権力を投入した。市民社会団体は「1つの労組の座込み場に2回も公権力を投入したのは例がない」と強く糾弾した。 こうした政府の公権力投入は、むしろ事態を悪化させている。闘争中の組合員 の怒りを高め、さらに強力な闘争を呼ぶばかりか、労使間の感情のギャップを さらに深め、労使の自主交渉をさらに難航させるからだ。 また、市民社会からの批判の声も高まり、世論もさらに悪化しいる。今日の公 権力投入に対して市民社会団体は、「ある(労組の)座込み場に二度も公権力を 投入したのはこれまで例がない」とし、盧武鉉政権がこの責任を取って退陣す るよう要求している状況だ。 特に政府は、労働委員会ですでに認められた会社側の不当労働行為には目をつ ぶり、被害者である非正規職労働者には厳格な法を突きつけて公権力を投入す るという強力な手段を使ったことで、さらに問題になる。そのうえ、裁判所が 会社側の仮処分申請まで認めて労働者の行動だけを一方的に規制している。こ うした裁判所の姿勢に対して法曹関係者は「裁判所が労働者のスト権を無力化 する結果を産んでいる」と指摘している。 結局、会社側の不誠実な交渉、政府と裁判所の一方的な会社側への肩入れが、 事態を悪化一辺倒に追い込んでいるのだ。 これについて民主労総はさらに強力な闘争を計画している。民主労総は今週末、 第4次『イーランド売り上げゼロ%』闘争を全国的に行う予定だ。8月18日には 全国労働者大会を開き、イーランドグループを打撃する予定だ。 不誠実な会社側の交渉態度に組合員の怒りがさらに高まる 一方、二度の公権力投入にもニューコア-イーランド労組の組合員たちは退か ずにいる。 7月20日、1次拠点だったニューコア江南店とホームエバー上岩店から公権力に 暴力的に引きずり出された組合員たちは、それでも会社側が前向きな姿勢を取 るのではないかというわずかな期待を持っていた。しかし強制解散後に再開さ れる予定だった交渉では、労組側交渉委員の身辺保障を約束しないばかりか、 会社側は代表理事が参加しないなど不誠実な交渉態度をとり続けた。 そのため、ニューコア江南店で座り込みをしていた組合員たちは、「私たちが こうでもしなければ会社側は交渉に出てこない」と声を集めた。 ある売り場で5年間非正規職として働いてきた女性組合員は、「私たちが苦し い占拠座り込みをしたから、やっと会社側は交渉に出てきた。特別な案はなく、 言論プレイだけだったが...」と話した。この組合員は「こうした状況を見て、 闘争しなければ交渉できず、死に物狂いで戦わなければ問題が解決しないとい うことが分かった」とし、「今はどっちが粘り強く戦うのかだけが残ったよう だ」と伝えた。 ▲組合員たちは警察に引きずられながらも「会社側は交渉に応じろ」と叫んだ。 名前を明らかにしない組合員、「もう私たちには失うものはない」 この組合員の名前を明らかにできない理由は、会社側から組合員1人1人に損賠 仮差押さえ、告訴告発、解雇というプレゼントが贈られているからだ。そのた め、この組合員は「われわれはもうこれ以上、退く所も、失うものもない」と し「戦いはやめられない」と話した。公権力投入があった今日も会社側は採証 組を作り、外に出されてくる組合員の写真を撮っていた。 この組合員は「われわれは持っているものがないので失うものもない」とし、 「考えがある経営者なら、労組の要求に耳を傾ける方法もしるべき」と会社側 の態度を指摘した。続いて「イーランドの売り上げやイメージに対する打撃は、 単に会社側だけに被害が及ぶのではなく、私たちが会社に戻った時、その被害 は私たちにも戻ってくる」とし「事態がもっと悪化する前にはやく終わるよう に願う」と話した。 この組合員は警察に引きずられて行く瞬間まで「会社側は交渉に応じろ」とし、 「必ずまた戻る」と叫んだ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2007-08-01 11:43:22 / Last modified on 2007-08-01 11:43:23 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |