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イーランド労使交渉決裂

イーランド使用側、労組の以後交渉の提案も拒否

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月10日21時25分

使用側『先座り込み解除・後交渉』固執で交渉決裂

今日(7月10日)午後4時からソウル地方労働庁で開かれたイーランド労使の交渉 は、成果なく決裂した。交渉は3時間行われた。

▲交渉に出たイーランド労使

交渉は「今日は交渉ではなく、座り込みを解除する事前面談」という使用側の 主張で始まった。

イーランド使用側は、『先座り込み解除・後交渉』の立場を崩さず、これまで の立場のとおり「座り込みを解除して1ヶ月間の平和期間を設定し、集中的に 議論する」と提示した。使用側は座り込みを解除すれば契約すると言って、53 人の復職を提案したという。これは李相洙長官が今日午前イーランド使用側と の緊急会見で合意したと述べたことだ。使用側は労組に「この内容を労組も事 前に知らなかったのか」と聞いたという。

これについて労組は「聞いていない」とし「不当解雇700人の原職復帰と差別 是正」の立場を崩さなかった。労組側の交渉団は最後に「1ヶ月間の平和期間 を持てば、労組への告訴告発と懲戒、損賠仮差押さえを中止するか」と尋ねた が、使用側は「別の問題」と答えたという。

結局、労組は平和期間受け入れの可能性も伺わせたが、使用側が『先座り込み 解除』の主張を曲げなかったため、交渉は最終的に決裂した。

▲ソウル地方労働庁で交渉は進められた。

使用側が提示した『53人』という復職者数について労組側は、「ニューコア解 雇者53人だけを言っている」とし「ニューコアのアウトソーシング転換人材と 4月以前に解約された人員はすべて除かれている」と説明している。労組は4月 以前に解約された人員約700人の非正規職の原職復帰を要求している状況だ。

交渉決裂後、労組は今後の交渉を提案したが、使用側は「これ以上の追加交渉 はしない」と述べ、労組の占拠座り込みはさらに長びく展望だ。

ニューコア-イーランド一般労組共同闘争本部は、ホームエバーサンアム店と ニューコア江南店でこれからも占拠座り込みを続ける計画だ。

この日の交渉には、労組側からイーランド一般労組のキム・ギョンウク委員長 とホン・ユンギョン事務局長、ニューコア労組のパク・ヤンス委員長とキム・ ホジン副委員長が参加した。使用側からは、ホームエバーのオ・サンフン社長、 ニューコアのチェ・ジョンヤン社長、イーランドのアン・ソンイル労使対策協 力室長、ニューコアのキム・ヨンベ管理担当理事などが参加した。

李相洙長官の仲裁努力、むしろ事態は悪化

一方、李相洙労働部長官が今日午前から「使用側と合意案を作った」、「労組 が今日中にも座り込みを解くだろう」、「労働部が仲裁案を作り、議論する」 などと言って仲裁の雰囲気を作ったが、これらの事実は労組側にきちんと伝え られもしなかったことが明らかになった。

これはむしろ使用側に有利な口実を提供した状況だ。ホームエバーのオ・サン フン社長は交渉決裂直後の記者会見で「使用側が労働部を通して伝えた仲裁案 を労組が受け入れたと思ったが、労組は仲裁案の詳しい内容も伝えられていな いなどととぼけ続け、当惑した」と明らかにした。

結局、労働部の仲裁努力(?)は使用側がさらに強硬な態度を維持するために助 けを与えだけで、事態をさらに悪化させる結果を産んだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-12 10:03:16 / Last modified on 2007-07-12 10:03:21 Copyright: Default

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