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建設労組タワークレーン分科、全面ストに突入

10時間強制労働撤廃、タワークレーン建設機械登録を要求

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年06月04日14時20分

5月25日から10日間、順法闘争などの部分ストを進めてきた建設労組の タワークレーン分科が今日、全面的なストライキに入る。

全国建設労働組合タワークレーン分科は、8時間労働、組合員優先雇用、国公 休日保障などの使用者に対する要求と、建設機械登録の対政府要求を掲げて 3月28日から実施された臨時団体協議交渉が4月7日に決裂し、調整申請と ストライキ賛否投票を進めて合法的なストライキに突入していた。

1日蔚山夜陰洞アパート工事現場で外壁模型作業途中老朽化したタワークレーンの上部65mが折れ、引き上げていた資材が現場に落下、作業員2人が大怪我をする事故が発生した。/建設労組タワークレーン分科

しかし使用者団体は代案も出さずに交渉を拒否している。タワークレーン分科 が何年も要求し続けてきたタワークレーンの建設機械登録とワイヤーカイン撤 廃などの安全保健に対する対政府要求案は、建設現場の構造的な問題である 多段階下請けを根絶する方案として注目されてきたが、建設交通部と労働部の 立場の違いにより結論が出ていない。

タワークレーン分科は5月25日に1500人を集め、果川政府総合庁舎前でストラ イキ出征式を開催し、10日間の順法闘争を続けてきた。全面ストに突入した 今日は大田、釜山、仁川、京畿、光州、大邱で全面ストライキ集会を開き、 これから全国の建設現場で集会と市民宣伝戦などの闘争を展開する予定だ。

5年間、タワークレーン事故で150人が死亡

一方、5月29日に慶南道昌原市でタワークレーンが崩壊し、3日後の6月1日には 蔚山でもタワークレーン事故で作業員2人が大怪我をするなど、連続する タワークレーン関連の事故に対し、タワークレーン分科は「10時間強制労働の 撤廃と建設機械登録争奪のためにストライキを展開しているわれわれの要求 と深い関連がある」と、要求事項の受け入れを要求した。

ゼネストに突入したタワークレーン分科はタワークレーンを建設機械として登録し、体系的な整備管理をすることで事故が減らせると主張している。/建設労組タワークレーン分科

建設労組によれば、3月の建設機械管理法改正通過で工事現場のすべての装備 は定期検査を受けることになった。だが対して労働部は、現在、無登録の タワークレーンには現行方針を固守していると指摘されている。

建設労組は「この5年間で、タワークレーン工事現場で150人の労働者が死に、 平均13.5日に1人の割合で災害が発生している」とし「労働部が既得権を維持 し続けるのであれば、全国的な建設現場闘争を展開する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-06-07 05:08:41 / Last modified on 2007-06-07 05:08:42 Copyright: Default

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