韓国:警察の懐柔脅迫の事実を暴露 | |||||||
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警察、流産した妊産婦に金入り封筒を提示して自白書を強要警察の暴力で流産したチヒョンスク氏、 警察の懐柔脅迫の事実を暴露 チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年08月22日0時49分 21日に国会で開かれたチヒョンスク氏流産事態共同真相調査団の結果報告/金ヨンウク記者 浦項地域建設労組組合員の家族が警察の暴力で子供を流産した事件に関し、イ ヨンスン民主労働党議員と民主労働党女性委員会、民主労総女性委員会などが 21日に国会で記者会見を行い、真相調査の結果を発表した。 この記者会見には、体調の悪さにもかかわらず流産した当事者のチヒョンスク 氏が参加し、事件の経過と警察の懐柔・脅迫の事実を暴露した。真相調査団の 調査結果とチヒョンスク氏の証言により、事件を再構成すると以下の通りだ。 去る7月19日、浦項で開かれた民主労総嶺南圏労働者大会に参加したチヒョン スク氏は、当時浦項製鉄本社で座り込みをしていた夫に会うために他の家族対 策委の会員と共に警察に場所を空けるよう要求する過程で集団暴行にあった。 チヒョンスク氏が「殴るな、妊娠している」と訴えたが攻撃が続けられた。周 辺の女性たちが強く制止したが一定時間が経過した後にチヒョンスク氏を解放、 急いで善隣病院に送られた。 警察の暴力により流産したチヒョンスク氏が以後の警察の脅迫事実を証言している。/金ヨンウク記者 警察、「戦闘警察が殴ったが、自白書を書けば楽になる」 当時妊娠5-6週のチヒョンスク氏は、病院に運ばれた後、頻繁な診療が負担に なって診療を拒否した。その後、腹痛と腰痛などに苦しんだ末、7月24日、結 局流産した。その後27日から警察の接触の試みが始まった。 「27日の夕方から警察がたびたび電話をかけ、私だけでなく家族や実家、婚家 まで訪問して電話をかけ、会おうと... 会ったところ、最初は懐柔でした。 『今この金の封筒を受け取り、警察署に行って自白書だけ書いてくれ』と言っ て... 私がいかなる法的な制裁もしないと一言書いてくれさえすればいいと。 子を失ったのに、お金で... それでおじさんが金を持っていけといいました。 その後、携帯メールで逃げてどうなるものでもないから、はやく夫と三人で会っ て話そうと言いました」 警察は、28日に釜山にあるチヒョンスク氏の実家を訪問し「静かに暮したけれ ば警察署にきて『流産したことを問題にしない』という自白書を一つ書いてく れ」と脅迫し、繰り返し会おうという携帯メールを送るなどでチヒョンスク氏 を困らせた。悩んだチヒョンスク氏が流産の事実を民主労総に公式に伝えると、 情報課、捜査課、支庁などからたくさん電話が殺到したという。 「9日だったか声明書発表をしたそうです。私は知らなかったのですが、その 日から私に電話がまたかかり始めて、怒鳴り声で頭ごなしに怒鳴られて... 後 で、何が望みか、私たちがするまましてくれと。10日に電話があった時『私が 病院長に会ったが、殴られてこうなったとは言えないと言った』と言い、『で はおじさんは、私が戦闘警察に殴られたのではないと言うのですか?』という と、『殴ったのは正しいが(自白書を)書きさえすれば楽になる、私がマスコミ も何も、みんなカットさせてやる』と言いました」 チヒョンスク氏はまだ腰と脚の痛みと不眠症に苦しめられている。/金ヨンウク記者 「警察の電話で休めません。いっそ死にたいです」 真相調査団によれば、警察の暴力によるチヒョンスク氏の流産事態を隠そうと していると思われるいくつかの疑惑がある。 チヒョンスク氏は最初、善隣病院に送られた当時、何の診療も受けていないの に、8月14日に当時の応急カルテと所見書が現れ、これをチヒョンスク氏の事 前の同意なく警察が協力公文書によりコピーしていった。 「7月28日付で私のカルテから所見書をはがして行きました。私がこの所見書 を誰がはがしたのかと言うと、院務科で見せてくれたのが警察庁から助けてく れという公文書がきたそうです。それで『令状がなくても見られるんですか』 と尋ねたところ『世の中の誰でも見せてくれと言えば、最近は全て見せなけれ ばならない』と言いました。話にならないこういうこともあって...」 真相調査団は「チヒョンスク氏への警察の持続的な脅迫と懐柔が7月27日以後 に始まったことを考慮すると、警察は7月19日以後、チヒョンスク氏の状況を 鋭意注視して、チヒョンスク氏が治療を受けた病院側の所見書で流産の状況を 確認した後、事件が社会的な影響を及ぼさないようにさまざまな措置を緻密に 準備していたと判断される」と明らかにした。 チヒョンスク氏は現在職場から解雇された状態で、警察の脅迫電話で精神的な ストレスを受けている。健康状態も悪く、悪寒と腰の痛み、脚の痛み、不眠症、 不安、恐怖、精神的恐慌などを訴えている。警察の懐柔脅迫に病院が協力した という事実まであらわれ、病院の治療もきちんと受けられない。 「おいの携帯電話で昨日の夕方8時50分頃に、道警察情報課から電話がきまし た。電話には出ませんでしたが、かけ続けられて... はやく終わらせたいです。 家に帰れません。実家にも婚家にも我が家にも、どこにも行けません。全部電 話、電話がかからなければ訪ねてきて、休めません。手術も受けて休まなけれ ばならないのに、休む所がありません。私が今、子供を失ったこともくやしく てさびしいのに、精神病患者になりそうです。私が死んだらいいのでしょう。 私がいなければ、こんなことはないでしょう」 去る19日浦項で開かれた全国労働者大会に参加したチヒョンスク氏夫婦/金ヨンウク記者 真相調査団は、△ハジュングン建設労働者の死、妊娠婦流産事態の責任をとっ て、警察庁長官を解任すること、△第2、第3の殺人を呼ぶ暴力弾圧を即刻打ち 切ること、△妊娠婦流産事態などの女性の人権弾圧に対して国家人権委が徹底 的に調べることなどを政府に要求している。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2006-08-24 01:34:40 / Last modified on 2006-08-24 01:34:41 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |