非正規法案法司委通過切迫

民主労働党が法司委員室を占拠、 民主労総は国会前で緊急集会

イ・コンマム記者 iliberty＠jinbo.net / 2006年11月29日11時30分

29日、民主労総15万 9千 758人ストライキ含む共同行動

非正規職関連法案の法制司法委員会通過が秒読みに入っているが、29日、 民主労総は8時間の全面ストライキに突入する。

民主労総が明らかにした29日のゼネスト突入現況によれば、113,671人が全面 ストに突入、46,087人の労働者が総会などの団体行動に突入し、計159,758人 の労働者が共同行動を行っている。

それほど共同行動に入った連盟ごとの人員は、建設運送労組が1万4千人、公共 連盟が3千6百人、金属連盟が13万3千人、民主タクシーが1千5百人、化繊連盟 が4千5百人と集計されている。

非正規関連法案、半月の議論が合意の成果なく過ぎ去る

民主労総は29日、非正規関連法案の法司委通過が切迫したため、午前10時に国 会前で緊急決意大会開いている。民主労働党の議員たちは午前1時から法司委 員室で非正規関連法案の強行処理を強く糾弾している。

ヨルリンウリ党とハンナラ党は7日に非正規関連法案の法司委通過を強硬しよ うとしていた。しかし民主労働党が強く抗議したため「定期国会の会期内での 処理という原則の下に再議論する」と合意し、通過を先送りした。しかしこの 半月、法司委ではまともな議論が行われていない。ヨルリンウリ党とハンナラ 党の政争で時間が経ってしまったのだ。

そのため政府と巨大両党は非正規法案を29日に法司委を通過させ、30日に本会 議を通過させる計画を持っているという。

民主労総は「われわれは現在国会で強行処理されようとしている非正規法案に 明らかに反対を表明したが、政府と野党はこれを一方的に強行している」とし、 「これは非正規職の保護ではなく、さらに拡散させるもの」と指摘、「絶対に 強行処理を阻止する」と強く糾弾した。

民主労働党も緊急記者会見で「非正規職問題は労働問題である以前に、深刻な 民生問題だ」と説明し、「巨大両党が強行処理しようとしている非正規法案は、 非正規職の量産を制度化する労働悪法であり、改悪案だ」とし、「立法の最も 基礎となる同意の過程を欠いたまま、大きな社会的抵抗が予想される立法を強 行するのは公党の基本的な責務に反する。非正規職労働者の人生を惨めに踏み にじる権利など、どの国民も国会に委任していない」と強行処理を強く糾弾 した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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