［ソウル17:30］「韓米FTA阻止、民衆の力で」

ソウル市庁前、約2万人が汎国民総決起大会を開催

イ・ユノン記者/ 2006年11月22日18時24分

韓米FTA阻止汎国民運動本部(汎国本)主催の「労働基本権争奪、社会二極化解 消、韓米FTA阻止1次汎国民総決起大会」が16時にソウル市庁前広場で開かれた。 約2万の参加者が市庁前広場を埋めつくし、汎国民総決起大会が始まった。

彼らは対政府要求で「韓米FTA交渉を即刻中断しろ」と主張し、△BSEの危険が ある米国産牛肉輸入の即刻中断、△縮小されたスクリーンクォーターの原状回 復、△社会公共性を弱める公共サービス市場化、開放化の中断、△労働基本権 保障、△社会二極化解消を要求した。

各界の決意発言で韓米FTA阻止教育共同対策委員会のチャン・ヘオク共同代表 および全教組委員長は「政府と教育部は教員評価-成果給阻止、韓米FTA反対、 教育環境改善の3大要求を掲げて年次休暇闘争中の全教組に対して懲戒の脅迫 を加えている」とし「教育が子供たちと民衆の希望になるまで最後まで闘争す る」と明らかにした。

韓米FTA阻止金融部門共同対策委員会のキム・ソンヒ共同代表は「外国資本は 大金を儲け、経営陣には大金を、職員には小金を分けて、庶民をサラ金に追い やる金融の現実は、まさにFTAで現れる私たちの未来」だと強調した。

視聴覚メディア共対委のシン・ハンニム共同代表および言論労組委員長は、 KBSスペシャル、MBCのPD手帳と‘W’、最近報道局の記者が作ったKBSの「闘い」 等で、韓国の国民が韓米FTAの実状と本質を知るようになった」とし、放送番 組闘争を激しく展開し「韓米FTAの阻止に最後まで最善を尽くす」と話した。

FTA阻止教授学術団体共同対策委員会の金世均韓米共同代表は「韓米FTAが締結 されれば外国人投資家の権利と自由は何の法的制限も受けなくなる」とし、 「韓米FTAは国民の基本権と幸福権を保護し、公共の必要で財産権の行使に制 限を加える権利を認める大韓民国憲法を無力化させる」と警告、韓米FTA締結 の阻止を要求した。

連帯発言をした戦争と新自由主義反対在米協議会のイ・ジェス代表は「団結と 連帯だけが勝利の道」だと強調した。反戦ママとして有名なシンディ・シーハ ンは、韓国語で「ジョージ・ブッシュ地球からいなくなれ」というシュプレヒ コールをあげた。発音はぎごちないが、参加者からの呼応を受けた。

続いて文芸公演と共にビニール袋で編んだ長いひもを回す募金と韓米FTA掲示 板にタマゴを投げる象徴行事が行われた。

汎国本は決議文朗読で「さる2月の交渉開始宣言以後、8か月余の時間が流れた 今、韓米FTA交渉は交渉の運命を左右する重大な時点に入った」とし「韓米FTA 交渉は、時間が経つほどに韓国側が得るものはなく、米国側に与えるばかりの 不公平な交渉の進行という様相が固まりつつある」と語った。

また「韓米FTA交渉は、すでに危険水位を越えた状況だ。これに責任を負うべ き政府当局と国会の姿勢と態度には、真摯さが見えない」とし「国民が直接立 ち上がり、韓米FTA交渉を中断させよう」と声を高めた。

18時20分現在、彼らは汎国民総決起大会を終えて市庁からデモ行進を始めて、 清渓広場で整理集会を進行している。

集会を終えた隊伍は清渓広場へとデモ行進を始めた。

清渓広場ではキャンドル集会が開かれた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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