イ・サンス長官、「民主労総は不法ストを撤回しろ」

「北朝鮮の核不安に政治ストとは何だ... 不法行為は厳しく処断する」

チェ・イニ記者 flyhigh＠jinbo.net / 2006年11月08日16時51分

政府は11月15日に予定されている民主労総のゼネストを「不法」と規定し、民 主労総にこの撤回を促した。イ・サンス労働部長官は8日午前、ハンミョンス ク国務総理主宰で開いた国政懸案政策調整会議で「民主労総のゼネストは『不 法な政治スト』」と規定し、関係部署が協議、これにともなう対策を用意する ことにした。

イ・サンス労働部長官/チャムセサン資料写真

イ・サンス労働部長官は会議後の記者会見で「民主労総は非正規法案に関して すでに5回の不法ゼネストを行った」とし「今回のゼネストも勤労条件改善と 無関係の立法事項を貫徹させる意図を持った明白な不法政治ストライキ」だと 主張した。

イ・サンス長官は「北朝鮮の核実験で国民が心配している時期にストライキで 社会不安を増幅させるのは誤った態度で、自分たちの主張が貫徹されないから といっていつもゼネストをする誤った文化を今こそ変えるべき」とし、「民主 労総は直ちにゼネスト計画を撤回し、合理的な方法で要求事項を主張せよ」と 要求した。合わせて「不法なストライキに対しては、法と原則により厳正に対 応する。集会の過程で暴力などの不法行為が発生すれば厳しく処断する」と明 らかにした。

一方、最近警察が民主労総と韓国労総が出した全国労働者大会の集会申告を許 可せず、光化門一帯での集会が禁止されたことに続き、ソウル市もソウル市庁 広場での集会禁止要請をソウル地方警察庁に出すなど、民主労総のゼネスト闘 争に対する政府の圧迫と攻勢が強まっている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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