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セウォル号4周年、遺族も専門家も「真相究明はまだ遠い」

セウォル号衝突説、座礁説議論相変わらず…「2期特調委、沈没原因究明に重点」

パク・タソル記者 2018.04.16 14:22

セウォル号惨事が発生してから4年経った今日、 初めて政府次元の合同永訣-追悼式が行われるようになる。 今日の合同告別式を最後に304人の遺影を大切に保管してきた安山の合同焼香所も扉を閉じる。 追慕の象徴は歴史の中に消えるが、惨事の真実は相変らず真っ暗だ。 遺族とセウォル号惨事真相を調査してきた専門家たちは、 政権の妨害できちんと真相調査ができなかったので「沈没原因」等を再調査すべきだと主張した。

4・16セウォル号家族協議会真相究明分科長の檀園高校犠牲者、故チャン・ジュニョン君のお父さんチャン・フン氏は4月16日、 YTNラジオの「出発! 新しい朝」で 「(セウォル号の真相究明が)ほとんどできなかったと考える」とし 「組織的な妨害もあり、理解できないデータがあり、 沈没原因などについてもはっきり明らかになっていない。 また、なぜ救助しなかったのかもまだはっきり明らかになっていない」と明らかにした。?

沈没原因について検察は セウォル号の無理な増築、改築、過剰積載、急激な進路変更などを主な要因に選んだ。 だが大法院は、セウォル号3等航海士と操舵手の業務上過失の容疑を認めず、 進路の急変更による転覆事故と決めつけることはできないとした。 その後、セウォル号の沈没原因はさまざまな説を生み、これという結論が出ていない。

チャン・フン真相究明分科長は 「政府合同捜査本部(検警合同捜査本部)が序盤にいい加減に処理したため、こうした大混乱になった」とし 「序盤のデータがかなり重要だが、序盤のデータが不十分で、 真実に近付くのがますます難しくなった」と批判した。

同日、檀園高校犠牲者故チェ・ジンヒョク君のお母さんコ・ヨンヒ氏も CBSラジオ「キム・ヒョンジョンのニュースショー」に出演し 「セウォル号の寿命を延ばした李明博政権と朴槿恵政権を全面的に再調査をすべきだ」と要求した。 コ氏は「一番大きな疑惑は朴槿恵政権による操作(の有無)」とし 「正確に私たちが望むような点は(これまでの調査で)出てこなかった」と話した。

セウォル号2期特調委と呼ばれる「社会的惨事特調委」のチャン・ワンイク委員長も、 該当ラジオとのインタビューで 「2期特調委の争点は、セウォル号の沈没原因を明らかにすること」とし 「この4年間、真相究明、安全社会建設、被害者の治癒、 国民が望むどんなものも大きな進展がなかった」と指摘した。

チャン委員長は「(セウォル号船体調査委員会の)結果も受け取り、 船体も調査する必要があるのなら、 調査して、外力説であれ、そうでなくてもすべての説についてその議論を静めることがわれわれ社会的惨事特調委の役割」とし 「1期セウォル号特調委の時も海上警察の指揮部に対し、国会に特別検事を要請したが受け入れられなかった。 なぜ救助できなかったのか、またコントロールタワーとして青瓦台の問題は何か、正確に明らかにする計画」と明らかにした。

去る3月29日に最初の全員会議を開いて公式な活動を始めた社会的惨事特調委は、 今年下半期から本格的な調査活動ができると予告している。 施行令と予算が用意されて、調査計画、人員も補充されなければならないためだ。 彼らは調査開始後から1年間活動し、期間内に調査が終らなければ活動を1年以内延長できる。

[出処:4・16連帯]

一方セウォル号惨事犠牲者の冥福を祈る国民追慕デモが昼間1時から安山のコジャン駅で始まった。 デモの参加者は「じっとしていません」のプラカードと菊、安全社会の願いをこめた風車を持って、沈黙デモ行進で政府合同焼香所まで歩いた。 彼らは「分からない理由で沈没した原因とその責任、救助されずに死んでいった原因とその責任の真実を明らかにしなければならない」とし 「4・16セウォル号惨事真相究明と責任者処罰は、これからが本当の始まり」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-04-20 22:02:57 / Last modified on 2018-04-20 22:02:59 Copyright: Default

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