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セウォル号遺族断髪・断食「朴槿恵政権と国会は約束を履行しろ」

2016年03月08日(火) ピョン・ベクソン記者 n7349794@naver.com

▲ (c)ピョン・ベクソン記者

セウォル号惨事遺族が19代国会が終わる3月10日までの 「特別法改正案」と「特検処理」を要求して断髪式を行った。 また416家族協議会は3月7日の午後4時から国会前で80時間のハンストに突入した。

416家族協議会は3月8日午後、 ソウル市汝矣島国会正門の前で記者会見を行い、 朴槿恵政権とセヌリ党は特検処理約束を履行し、 調査、捜査を保障することを要求した。

記者会見に参加した416家族協議会をはじめとする416連帯などの市民社会団体は 「19代国会は直ちにセウォル号特別法を改正して特検を議決しろ」、 「捜査権、起訴権ではなく特検をしようと言いながら、今になって無視するのか」、 「セヌリ党はセウォル号惨事の被害者と国民を欺瞞するな」と泣き叫んだ。

この日の記者会見で416家族協議会のユ・ギョングン執行委員長とチョン・ソンウク引揚げ分科長が断髪式を行った。 断髪式の後、発言を続けた。

416家族協議会のチョン・ソンウク引揚分科長は 「セウォル号船体引揚げ作業が3月1日から始まり、 現在は流失防止作業をしているが、 海洋水産部は家族に船体を切断をすると通知してきた」とし 「作業の計画をたてたら計画に合わせて進めれば良いのに、 進めたり変更が繰り返されていて、なぜこうして切断するのか、苦しくて残念な心情」とし 「海の中で見られない状況なので、遺族が作業船で引揚げ作業を見守ることができるようにしてくれと要求したが、 海水部は最後まで拒否して見えない所でセウォル号の船体を切断し続けている。 家族が望んでいることは完全な船体引揚げだが、 このような調子で行けば船体が完全に引き揚げられるかどうかもわからない。 セウォル号船体が完全に引き揚げられるようにお願いする」と訴えた。

▲ (c)ピョン・ベクソン記者

ユ・ギョングン執行委員長は 「エウンのお父さんとしていつも恨として残っているのは、 エウンの髪の毛一本でも残っていれば、 爪でも切ってその一切れでも持っていれば、 そうして髪の毛一本でもあれば、会いたくなった時に触ることもできるのに、それができないことが一番残念」と鬱憤を晴らした。

続いて「大韓民国の国会議員が国民の前で、セウォル号惨事被害者の前で合意文を共同で発表し、特検と特別法を改正して真相究明するから心配するなとサインまでして約束をしたのに、 わずか2年も経たずに総選挙の時期に政治攻勢をかけるのかと放言をしている」とし 「頼むから政界の偽りと過ちを指摘して、 遺族が路上に出て来て断髪をしてハンストをする理由に関心を持ってほしい」と訴えた。

民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行(416連帯常任運営委員)は記者会見の朗読の前に 「昨日、共に民主党の金鍾仁(キム・ジョンイン)代表と李穆熙(イ・モッキ)政策委議長が民主労総を訪問した。 セウォル号特別法改正案と特検処理を臨時国会が終わる前に裁定しろと要求した。 李穆熙議長は『必ず20代国会でやる』と約束した」と話した。

続いて記者会見文で「セウォル号特検は2014年5月に大統領が直接約束したもので、 与野は遺族が参加する特検推進委員会を作り、特検候補群を選ぶという合意文に署名までした」とし 「だがセヌリ党の議員は2月26日、特検要請案が国会法司委に上程された理由は理解できないという態度を取っている」と指摘し 「19代国会は約束を守らなければならない。 朴槿恵政権も約束履行の当事者であることを否定してはならず、 真実を明らかにして安全な社会を作ろうという国民の要求を無視することは、 決して国民のための政治ではない」と明らかにした。

原文(労働と世界)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事は民主労総の機関紙「労働と世界」に掲載された記事です。


Created byStaff. Created on 2016-03-11 07:39:49 / Last modified on 2016-03-11 07:39:51 Copyright: Default

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