韓国:蔚山送電塔建設反対の戦い、何度も孤立 | |||||||
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蔚山送電塔建設反対の戦い、何度も孤立ガン発病者疫学調査要求…韓電・蔚州郡は不可通知
ヨン・ソンノク記者 2014.10.29 13:41
原子力発電所周辺住民の甲状腺ガン発病が原発と関係があるという判決が出て、 原発と送電塔周辺住民が疫学調査や地中化を要求する後日の嵐が予想される。 だが蔚山は該当地域住民が送電塔地中化などを要求しても、 市民団体や地域住民の力では対策を見つけられずにいる。 [出処:蔚山ジャーナル] ▲ケサンマウル新蔚山変電所の直ぐ前の道には345kV高圧送電塔が畑の真中に立っている。民家と変電所の距離は30mもない。天気がよい日の昼も送電線からはジージーと大きな音がする。(c)ヨン・ソンノク記者[出処:蔚山ジャーナル]
蔚州郡青良面花亭マウルとケサンマウルの住民はガン患者が村で多数発生したため、 2013年に韓国電力と蔚州郡に疫学調査を依頼したが不可の通知を受けた。 青良面花亭マウルとケサンマウル、ガン発病と送電塔関連性疫学調査要求したが拒否青良面花亭マウルには100世帯約200人が暮らしている。 住民は昨年8月、周辺にガン患者が多いのは送電塔と送電線路のためでないかとし、蔚州郡庁と韓電に疫学調査を依頼した。 韓電は送電塔と住民のガン発生には関係がないという答を、蔚州郡は「前例がなく予算がないので難しい」という答弁書を送ってきた。 当時、花亭マウルの住民の中でガン患者は80代1人、70代2人、60代1人、40代3人と調査された。 花亭マウルのイム・テジュ里長(65)は 「韓電が送電塔電磁波被害疫学調査をしたが、客観的だろうか」と述べた。 村の住民は「騒いでも町のイメージが悪くなるだけで土地の値段が下がる」として里長を恨んだ。 花亭マウルより深刻なところはケサンマウルだ。 青良面ケサンマウルには新蔚山変電所があり、送電塔は民家から50mも離れていないところにある。 ケサンマウルには肺ガン3人、肝臓ガン1人、白血病1人、大腸癌・皮膚癌1人がなどが調査された。 ケサンマウルの住民も2013年に変電所と送電塔がガンの発病と関連があるのかについての 疫学調査を韓電と蔚州郡に要求したが不可通知を受けた。 ケサンマウルにある新蔚山変電所は1970年代初めにできたもので、 当時ケサンマウル住民は送電塔による被害を予測できず、 村に電気を優先的にいれるという言葉により変電所の建設に同意した。 その後、ケサンマウルは変電所から強い電磁波が放出され、住民の健康に威嚇を感じた。 住民は2007年に高圧線地中化、変電所基準前後道路開設、電気料金免除などを要求して4か月近く戦った。 住民と韓電摩擦は韓電側が村発展基金の名目で9千万ウォンを支払い終わった。 当時、韓電は住民が要求した7つの要求事項に補償の根拠がないといった。 ケサンマウルのキム・ギョンスル里長は 「私たちがいくら戦っても蔚山市民は知らない。 まるでタマゴで岩を砕こうとしているような気持ちだった」と述べた。 キム・ギョンスル里長は2007年に大腸癌と皮膚癌の手術を受けた。 ケサンマウルには137世帯402人が居住する。 温山徳新里ウルボルマウルは送電塔建設に反対して移住を要求蔚州郡温山邑徳新里ウルボルマウルの住民は、 2013年11月に345kV送電塔建設に反対する戦いを終えた。 韓電は2011年3月、新蔚山変電所と新温山変電所をつなぐ6.7km区間に345kV送電線路(鉄塔22本)の建設事業を進めた。 この区間にあるウルボルマウル住民は送電塔建設に反対して集団移住を要求したが、 2億ウォン相当の村発展基金を受け取り送電塔建設に合意した。 なお全国送電塔反対ネットワークなどは10月24日、 密陽、清道、瑞山、唐津、麗水の住民5人を代表請求人として憲法裁判所に憲法訴訟を出した。 密陽送電塔支援法と電気事業法が憲法第11条の平等権、憲法第23条の財産権、憲法第35条の環境権に違反しているという主張だ。 彼らは「国家は無力な田舎の弱い者に健康と財産被害を強要し、ただ巨大資本と都市居住者の利益だけを一方的に擁護する方式で送電線路を建設した」とした。 付記
ヨン・ソンノク記者は蔚山ジャーナルの記者です。この記事は蔚山ジャーナルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-10-30 04:17:11 / Last modified on 2014-10-30 04:17:12 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |