韓国:「密陽の人権を埋めた人権委を糾弾する!」 | |||||||
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「密陽の人権を埋めた人権委を糾弾する!」人権委、765kv送電塔反対対策委員会の緊急救済申請を棄却
チョ・ウンビョル記者 2013.10.11 10:48
国家人権委員会(以下 人権委)が密陽送電塔建設現場で行われている人権侵害に対し、765kv送電塔反対対策委員会(以下 密陽対策委)の緊急救済要請を10月9日に棄却し、人権団体が反発している。 10月1日、密陽で送電塔建設のための行政代執行が施行され、人権委は1日〜2日 に一部の職員を派遣して人権侵害監視活動を行ったが、広範囲な人権侵害が起 きていないという理由で職員派遣を撤収した。 その後、密陽対策委は4日に緊急救済を要請したため、再調査をしたが、人権委 は緊急救済の要件に該当しないとし、常任委員会などの案件としても上程しな い予定だと明らかにした。 ▲警察と対峙中、密陽地域のあるおばあさんが「警察署長、私たちの邪魔をせずヘリコプターを止めて下さい」と警官たちに頭を下げ続けている。[出処:チャムセサン資料写真] これについて人権団体連席会議、人権運動サランバンなど19の人権団体は10月10日、 今回の決定は極めて緊急支援だけに限定した形式的な決定だという批判声明書を 発表した。 人権団体らは声明書で「行政代執行以後、密陽の状況はとても悲惨だ。住民は 座り込みで反対し続けていて、工事を強行しても中断される座り込みでもない」 とし「それでも人権委は密陽の状況は人権侵害の持続性が明らかでなく、回復 不可能な事項ではないとし、審議もせず緊急救済を判断した」と批判した。 人権団体は「人権委は、対策委が要請した事項のうち通行制限は一般陳情とし て処理するといい、食物搬入と医療スタッフ、テント設置などに対しては警察 が協力を約束したので勧告の必要がないと明らかにした」とし「しかし現地の 事情は違う。警察が搬入は遮断していないだけで、搬入される食物と物品の内 容は相変らず統制されている」と批判した。 また人権団体は「4日、玄炳哲(ヒョン・ビョンチョル)委員長は国会運営委員会 に参加して、人権委が密陽の闘争を支持するように見られ、誤解されかねない という発言で、政治的判断を明らかにした」とし「こんな委員長の下で人権委 がいくら独立的な調査をしても果たして信頼できるだろうか?」と指摘した。 続いて人権団体は「さらにこの日、玄委員長は双方の衝突で生命などに威嚇が ある時には介入するという恐ろしい発言を吐いた」とし「そんな事態に追い込 まないための人権委の措置についての認識もない人権に対する無知を自ら表わ した」と叱責した。 人権委の緊急救済要請棄却について、カトリック人権委員会のキム・ドクチン 事務局長は、「緊急救済について、緊急な懸案かどうかを判断する過程が全く 公開されず、恣意的に判断したこと自体がおかしい」とし、「十人以上の人権 守備隊団が密陽の現場状況を見て帰ったのに、こんな決定があったのは、 人権委が役割を果たせない状態になったということ」と批判した。 人権運動サランバンのミンソン活動家は「人権委の今回の決定は、住民の切迫 した状況を考慮しない行政便宜主義的な決定」とし「現場には人権委職員も いたのに、こんな決定ができるか」と怒った。 ミンソン活動家は「現在、密陽は警察により通行が制限されていて、座込場に 通じる道はほとんど遮断され、住民が座込場に行こうとして道に迷い、山中を 7時間もさ迷ったこともある」とし「また人権委が言っていることと違い、食物 も警察が制限した線までしか送れず、座込場から一時間近くかけて降りてきて 持っていかなければならない」と人権委の決定に反論した。 ミンソン活動家は「人権委は、警察が協力することにしたので緊急救済に該当 しないと判断したが、警察の協力がどんな方法で進められたのかなどの脈絡は 全く考慮しなかった」とし「人権委がきちんと役割を果たしていないことに対 して、共感する人々と問題を提起する」と強調した。 一方、10月1日に密陽送電塔建設工事が再開されてから、密陽地域では10日、初 めて住民が連行されるなど緊迫した対峙が続いている。(記事提携=ビーマイナー) 声明書*密陽送電塔反対対策委緊急救済棄却に対して 9日、国家人権委員会(以下 人権委)は、密陽765kV送電塔反対対策委員会(以下 対策委)の緊急救済申請に対し、要件に該当せず案件として審議しないと明らか にした。 われわれ人権団体らは人権委の安易で無能な決定を強く糾弾する。住民たちの 声を無視して強行された行政代執行以後、密陽現地の状況は非常にみじめだ。 住民たちは座込場で反対を続け、工事を強行しても中断する性格のものでもな い。それでも人権委は密陽の状況について人権侵害の持続性が明らかでなく、 回復不可能な事項ではないとし、非常に狭く緊急救済を判断して該当懸案の 審議もしなかった。一言で人権委の機能喪失だ。 人権委は、対策委が要請した事項のうち、通行制限は一般本当に処理して食物 搬入と医療スタッフ出入、テント設置などに対して警察が協力を約束したので これ以上勧告をする必要がないといいわけをした。ところが現地の事情は違う。 警察が搬入そのものを遮断しないだけで、搬入される食物および物品の内容は 相変らず統制されている。また、警察はテント設置にほとんど協力せず、気温 が次第に下がっている状況で、このテントもあまり役に立っていない実情だ。 そしてさらに通行が制限され、住民たちは収穫の季節に事実上きちんと仕事も できず、生計の威嚇までも受けている実情なのに、人権委は非常に安易な決定 を下した。 われわれは人権委のこのような決定の直接の背景は、まさに自分の椅子にしが みつき、人権委を事実上植物委員会にした玄炳哲委員長にあるとみる。すでに 2日、人権委は密陽現地に人権守備隊団を派遣したが、広範囲な人権侵害が起き ないと判断して撤収し、論議になった。これについて去る4日、玄炳哲委員長は 国会運営委員会に参加して「人権委が密陽の闘争を支持するように見えて誤解 されかねない」という発言で、すでに関連懸案に対し政治的な判断を明らかに した。こうした委員長の下で人権委がいくら独立的な調査をしても、果たして 信頼できるだろうか。 さらにこの日、玄委員長は、双方の衝突により生命などに威嚇がある時に介入 するという恐ろしい吐き出すことさえした。そのような事態に追い込まないよ うにするための人権委の予防的な措置についての認識さえない人権に対する無 知を自ら表わした。この前、殺人事件容疑者と指定されたある女性が警察の不 当捜査に対して緊急に人権委に陳情したが、人権委の官僚的対応で結局当事者 が自殺するに至った悲劇的な事件をすでに忘れたのか。でなければ、皆が非難 する時、自分は間違ったことも知らずにいたのか。一言で人権意識は全くない。 そして人権委は今回の懸案に対し、法律上の緊急救済勧告だけに限定して判断 した。これは、人権侵害救済の迅速性のための権限なのに、その他はまるで何 の問題もないという調子で該当陳情を歪曲して判断した。現場で各種の違法と 不法が強行されているのに、きちんと調査もせず、人権侵害の有無を判断する 気もない。適切な法的根拠もない警察の通行制限に人権委がなぜ退くのか。ま た、警察は坂道などの座込場周辺の安全を全く考慮せずに強制鎮圧を試み危険 な状況を演出するばかりか、職務範囲を逸脱した感情的で各種侮辱的な行為で 不要な衝突を誘発し、連行を誘導し、不法な採証と警察標識不付着なども何の 制裁なく堂々と行っている。それでも人権委は手をこまねき、単純に人権委の 決定の権威を高めることにだけに全神経を集中させている。その権威は信頼か ら出るものであるにもかかわらずだ。一言で官僚化されているということだ。 われわれ人権団体らは、人権委の人権無感受性と官僚的な今回の決定に深い怒 りを感じる。人権団体が現場での人権侵害の危険を警告し続けているのに、平 和的生存権とエネルギー問題に関する国民生存権の問題については、人権委は 見ようとする意欲さえもなくしている。そして、委員長や委員の誰かが現場を 訪問さえしてみたことがあるか。人権委は司法機関ではない。懸案の不法性を 判断するために存在する所ではなく、重大な人権侵害が起きないようにいつも 目覚めた権力の監視機構になるべきで、人権侵害が起きれば徹底して調査して、 人権基準に合わせてしっかり判断をすべき所だ。韓国社会人権のバロメーター を測定する今日の現場は密陽だ。ところで果たして人権委はそうしているのか、 しかもそのようにできるか。 2013年10月10日 健康な世の中ネットワーク、国際民主連帯、タサン人権センター、民主社会の ための弁護士の会、貧困と差別に抵抗する人権運動連帯、新しい社会連帯、 蔚山人権運動連帯、円仏教人権委員会、国連人権政策センター、人権団体連席会議、 人権教育センター「トゥル」、人権運動サランバン、障害物ない生活環境市民連帯、 障害と人権足の裏行動、全北平和と人権連帯、カトリック人権委員会、清州労働 人権センター、韓国ゲイ人権運動団体の友人間、HIV/AIDS人権連帯ナヌリ+ (以上19人権団体) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2013-10-12 06:21:08 / Last modified on 2013-12-17 09:52:37 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |