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セヌリ党、クォン・ウニの爆発力に「無能警察」侮辱で自爆

クォン課長が落ち着いて答えるほど無理な質問を続け逆風

キム・ヨンウク記者 2013.08.20 21:41

8月19日の国家情報院大統領選挙介入国政調査聴聞会でクォン・ウニ前水西警察署捜査課長を「無能警察」にするための総攻勢をかけたセヌリ党の計画は失敗に終わった。

[出処:国会放送生中継画面キャプチャー]

セヌリ党の議員らのさまざまな侮辱的な攻勢にもかかわらず、公職選挙法違反 捜査の長い間の経験と、弁護士出身という博学な法律知識に基づいて、むしろ セヌリ党の官職売買、国家情報院職員監禁の論理に落ち着いて反論したからだ。

特にクォン課長は民主党側の質問にも一方的な肯定ではなく、政治的な懸案と 捜査の過程で把握した客観的な事実を分離して答え、卓越した均衡感覚を見せ たと評価されている。

セヌリ党はこの日午後2時、本格的な審問が始まり、クォン・ウニ課長の破壊力 が見えるとクォン課長を集中的に攻撃した。

この日午後のクォン・ウニ攻撃の白眉は権性東(クォン・ソンドン)議員だった。 権性東議員はクォン課長が金用判(キム・ヨンパン)前ソウル庁長の電話が押収 捜索令状請求を妨害する試みだったという証言と、キーワードを減らすことに よる捜査の縮小、中間捜査発表が大統領選挙に影響を与えるための不正な行動 だったなどの証言を続け、ポータル サイトと言論を飾って反撃に出た。

権性東議員は「クォン・ウニ課長の証言は、初めから民主党を助けるため捜査 に臨み、現在は民主党を助ける確固たる意志を持って出てきたと見る」として 「中間捜査結果の発表が大統領選挙に影響を与える行動だったのは明らかだと いう発言は、主観的でとても政治的」と攻撃した。

クォン議員はまた「捜査能力の不足、証拠判断力量の不足」、「優秀なソウル 庁の分析官より自分の見解が妥当だというのを見ると我執が強いように見える」、 「独善的という感じがする」ともした。

だが権性東議員は、朴映宣(パク・ヨンソン)議員が「証人の人権侵害」と指摘 すると、直ちに「証言のさまざまな問題を指摘する意図であった。人格的侮辱 を与えようとする意図はなかった」と謝罪した。

クォン議員の謝罪の後もセヌリ党議員のクォン・ウニ攻撃は止まらなかったが、 クォン課長は落ち着いて法律的判断による回答を続けた。

クォン課長が落ち着いて答えるほど、セヌリ党議員の強引な質問は続き、自ら 失敗を招く形になった。ついに趙明哲議員は「光州の警察」という表現で世論 の逆風を受けることになった。

金泰欽(キム・テフム)議員も趙明哲議員と似た侮辱的な質問をしたが、クォン 課長の回答はむしろ金泰欽議員の程度を表わすものだった。金議員は「今でも この国の大統領が文在寅(ムン・ジェイン)になったら良いと思っているのでしょ うか? そうでしょう?」と尋ねると、クォン課長は「今の質問は、憲法が禁じる 踏み絵のような質問」と話した。

こうした人格の冒涜にもかかわらず、クォン課長が終日聴聞会を主導する形に なり、セヌリ党は午後10時47分に再開した聴聞会で、またクォン課長に総攻勢 をかけた。セヌリ党は主に圧力だと問題になった金用判前庁長の電話について 論点をそらし、圧力と規定したクォン課長の警察としての資質を問題にした。

李荘雨(イ・ジャンウ)議員は「それが圧力ですか?」と尋ねるとクォン課長は 「不当です」と答えた。すると李荘雨議員は「では、クォン・ウニ課長の資質 自体に問題がある。捜査課長として偏狭な思考を持っているから圧力に聞こえ る」と攻勢をかけた。

イ議員は「ソウル庁長の指揮をみな受けることだ。それを外圧ならば権課長が 功名心で無理なのだ。均衡感各々を持って世の中をながめなければならない」 と攻撃した。

李議員は「みんなソウル庁長の指揮を受ける。それを圧力だというのはクォン 課長の功名心による無理な主張だ。バランスを持って世の中を見なければなら ない」と攻撃した。

午後に一度侮辱的発言で謝罪した権性東議員はまた人格冒涜を含む発言を続けた。

権性東議員は「ソウル庁長はとてもうまく指揮した。一線で苦労している捜査 チーム長に直接電話して、自分の考えを伝え、捜査経験が多い本庁の意見を受 け入れて指示をしたことが不当とは絶対に考えない」とし「こうした点からも クォン・ウニ証人は捜査経験も不足し、能力も不足し、判断力もとても不足 しているようだ」と攻撃した。

クォン課長はこうしたセヌリ党のソウル庁長による圧力電話の合理化について 「水西で捜査チームが行ったのは厳格に捜査だ。地方庁委任専決規定によれば、 ソウル庁長は捜査専門担当クラスを構成することはできても、その他に具体的 に行われている懸案について、しかも令状を申請しろとか申請するなという形 の捜査指揮は不可能だ。捜査は捜査記録を見て直接判断できなければならない」 と話した。

この日の聴聞会での落ち着いた対応により、クォン課長への野党とネチズンの 爆発的な応援が続くと、セヌリ党は20日に論評してクォン課長の攻撃を続けた。

洪志晩(ホン・ジマン)院内報道担当者は論評で「昨日の聴聞会に出席した警察 幹部の前・現職の証人15人のうち14人は、警察の中間捜査結果の発表は大統領 選挙介入のためではないと証言した」とし「クォン・ウニ課長だけが唯一15人 の中で反対の内容を述べ、『野党圏のヒロイン』というタイトルを握った。 クォン課長の強すぎる政治的な態度に慨嘆を禁じ得ない」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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