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双竜車解雇者と2万人が気持ちをあわせて「アートカー」誕生

H-20000モーターショー...自動車は歌グループ「コッタジ」へ

チョン・ジェウン記者 2013.06.08 01:47

双竜車の解雇労働者たちがH-20000プロジェクトで直接組み立てた自動車、別名「アートカー」は、歌グループ「コッタジ」で寄贈された。6月7日午後7時、ソウル市庁広場で開かれたH-20000モーターショーは、バンド公演、映像上映などで祝いの雰囲気を高め、市民は楽しみながら「アートカー」の誕生を見守った。

双竜車の代表的な車種であるコランドを再組み立てしたH-20000プロジェクトは、 解雇者復職と双竜車国政調査を要求するために企画された。今回のプロジェクト は「一緒に暮らそう、希望守備隊」が長期闘争事業場30余か所の闘争基金を 集めるという趣旨で始めることになった。2万個の部品の一つ一つには、後援 した市民の名前が刻まれ、2万人の市民から部品一個当り1万ウォンのカンパを 受けた。

[出処:キム・ヨンウク記者]

[出処:キム・ヨンウク記者]

人権財団サラムの朴来根(パク・レグン)常任理事は「初めはできるのか自信が なかったが、自動車を作った双竜車解雇者の手は4年間、全く錆ついていなかっ たという事実を確認した」とし「市民が集めた気持ちとカンパが一つになって、 技術と芸術が結びついた世界にたった一台の自動車を作ることができた」と話 した。それと共に彼は「双竜車の解雇者は工場に戻り、自動車を作るべきで、 路上でさ迷う人ではない」とし「双竜車国政調査実施」を要求した。

金属労組双竜自動車支部のキム・ジョンウ支部長は「粉々になった人生を一つ ずつ組み立てた。こんがらかった人生を一つずつ集めて気持ちを合わせた」と し「残っているのは、もう工場に戻ることだけ」と力説した。また彼は「国政 調査で真相を糾明することが解雇者の真実を明らかにする使命だと考えた」と 強調した。

解雇者復職、国政調査を要求して双竜車平沢工場近隣送電塔で高空籠城をした 金属労組双竜車支部のハン・サンギュン元支部長は「25歳でベルトコンベアに 乗り始めてもう50を越えた」とし「誰でもいつクビになるかわからない解雇の 恐怖がこの国にとても暗い影になった」と話し始めた。

ハン前支部長は、今回のプロジェクトについて「2万個の部品で私たちの希望を 作っているようだった」とし「必ず勝利して、楽な気持ちで働ける国になるよ うに力を貸す」と話した。それと共に彼は「双竜車の整理解雇問題は、一つの 事業場の問題ではなく、永遠の宿題であり、多くの『乙』たちのもの」として 「双竜車事態は2013年が過ぎる前に、市民の力で解決できると確信する」と声 を高めた。

イ・ジョンフェ希望守備隊は「これから全国で希望守備隊を集める事業に最大 限集中し、長期闘争事業場の問題、双竜車事態解決に最大限集中する」とし 「全国を巡回して、トークショー、演奏会など何でも行い、巡回が終われば 双竜車の解雇労働者たちが現場に戻れる本当の祭りにしよう」と話した。

なおナ・スング天主教正義具現全国司祭団代表、パク・ジェドン画伯など9人で 構成された自動車寄贈選定委員会は「22年間、労働現場を訪問し、歌で連帯し ているコッタジは、財政状況が困難なのに労働現場でMRを使わずに直接演奏を したいといった」とし、コッタジに自動車を寄贈すると明らかにした。

[出処:キム・ヨンウク記者]

選定委員会は「非正規職闘争に消極的な労組がコッタジに自動車を寄贈すると いったが、非正規職の戦いにとても微温的だという理由でコッタジが拒否した 点などが選定委員の心を動かした」と付け加えた。

コッタジのミン・ジョンヨン代表は「これから何年歌えるか悩んだが、この車 は10年は走るという」とし「廃車されるまで、道端で戦う労働者と共に野宿を しながら歌う」と所感を明らかにした。

選定委員会は続いて「送電塔建設反対闘争をしている密陽住民対策委員会も高 い点数を受けたが、寄贈する車種がコランド・バンだという点が考慮されて、 順位が下がった」とし「応募してくれた人や団体はみんな切実に自動車が必要 だったが、私たちが準備した自動車は一台しかなかったので残念だった」と付 け加えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-06-09 00:10:05 / Last modified on 2013-06-11 02:37:59 Copyright: Default

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