進歩政党、双竜車与野協議体解散・国政調査を要求

沈サンジョン「大統領選挙の公約が消え有名無実な与野協議体だけが残った」

5月9日、双竜自動車の労働者たちが高圧送電鉄塔高空籠城を解除したが、座り込み171日の間に政界は何の代案も出せず、セヌリ党と民主党に非難が注がれている。

進歩政党は特に「双竜車問題解決のための与野協議体」が両党の責任逃れの機構 になったとし、協議体解散と国政調査の実施を要求した。

▲4月6日、国会環境労働委員会小会議室で双竜車問題解決のための与野協議体の初の会議が開かれた。双竜車協議体にはセヌリ党から崔奉弘(幹事)、イ・ジェヨン、元裕哲議員が、民主統合党からは洪永杓(幹事)、殷秀美、金起式議員が参加したが、特別な結果を出せなかった。［出処:チャムセサン資料写真］

沈(シム)サンジョン進歩正義党議員は論評で「昨年の大統領選挙の時に朴槿恵 (パク・クネ)大統領をはじめとするセヌリ党と民主党は共に双竜車事態解決の ための国政調査と解雇者の復職を約束した」とし「しかし大統領選挙が終わる とすぐ、約束はなくなり、有名無実な与野協議体だけが残った」と指摘した。

沈サンジョン議員は、「こうした状況に至った第一の責任は、国民との約束を 徹底的に無視した朴槿恵大統領とセヌリ党にある」が「国政調査要求は無視し、 解決する意志も能力もない責任逃れの与野協議体構成に同意したことにより、 国会で双竜車問題を解決する道を自ら遮断した民主党もこの責任から決して自 由ではない」と強調した。

沈議員は「二人の解雇労働者が地面に降りてきたことを契機に事態解決のため 新しい代案を模索すべきだ」とし「形だけが残った責任逃れの与野協議体を今 すぐ解散し、国政調査を含む実質的な解決に動け」と要求した。

同党の李貞美(イ・ジョンミ)報道担当者も「セヌリ党と民主党は実効性もない 与野協議体を形式的に作り、今日まで事態解決を引き延ばしている」とし、 「無責任で無能力な二党協議体でなく、政界全体が力をあわせて新しい解決法 を見つける努力をしなければならない」と強調した。

統合進歩党のイ・スジョン副報道担当者も論評で「セヌリ党は大統領選挙の前 には国政調査を固く約束したが、態度を変えて冷酷になった」とし「民主党が 提案した与野協議体も、セヌリ党に免罪符を与えるだけで解決法にはならない という憂慮が現実になった」と指摘した。

イ・スジョン副報道担当者は「国政調査だけが解雇された解雇労働者を生かす 命綱だという声を理解しろ」と要求した。

進歩新党のパク・ウンジ報道担当者は「双竜車闘争はもう平沢を越え、大漢門 を越え、また始まる」とし「二人の仲間の早期の健康回復を祈り、進歩新党は 最後まで仲間たちと連帯する」と約束した。

民主党は与野協議体で成果を出せなかったことの重い責任を強調した。朴用鎮 (パク・ヨンジン)民主党報道担当者は論評で「民主党が171日間、鉄塔で孤独に 自己主張をした二人の労働者との約束を守れない点について重い責任を感じる」 とし「選挙が終わるとすぐ大統領が自ら約束した国政調査を拒否するセヌリ党 の約束違反に強く抗議する」と明らかにした。

朴報道担当者は「双竜車の労働者たちが鉄塔から降りても双竜車問題が解決し たわけではない」とし「さらに腐る前に政界が解決するため、政府与党と朴槿 恵大統領が考え直すことを望む」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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