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クロムビ爆破火薬、不法運送の議論続く

「数十台の車両が二方向に散り、バージ船の後に海上警察」

済州=イ・サンウォン記者 2012.03.09 18:06

▲済州火薬火薬庫、警察はここに通じる三つの道の二本を塞ぎ、記者の出入りを止めた。

2012年、大韓民国の済州では、007を思わせるような作戦が行われた。ジェームズ・ ボンドは海軍と施工者が引き受けた。3月9日朝7時、西帰浦市安徳面トングァン里の (株)済州火薬の火薬庫から、数十台の車両が抜け出した。その車にはクロムビ岩を 爆破する火薬が入っていた。車両は約10台づつ二つに分れて散った。一群は和順港、 一群は西帰浦港へと向かった。

西帰浦警察署が発行した『火薬類運搬申告証』には、運搬の手段と数を明示さ れている。海軍と施工業者は一台の車両で運ぶ。だが彼らは初めからこれを守 らず、初めて発破があった7日には運送手段さえ船舶で運ぶ不法行為を行った。 これは、火薬類摘発法第26条の違反だ。李正姫(イ・ジョンヒ)統合進歩党代表 は7日、運搬過程の不法性を強く批判した。だが海軍と施工者は3日間、不法な 方法で火薬を運んだ。

9日、火薬を監視していた住民によれば「数十台の車両が出てきたが、バスから 乗用車、警察の車、貨物もあり、一部の車両はナンバープレートに黄色い衝立 を付けていた」と当時の状況を伝えた。彼の話によれば、警察が不法な運搬を 知りつつ黙認していたという解釈になる。

▲海上警察船がバージ船の後方に近付いている。

彼らの作戦は、海上でもなされた。『本当の』火薬を積んだ車両は西帰浦港に 入り、西帰浦港から江汀の入り江で、海上警察の一隻が近付いてきた。海上 警察の船は江汀入り江に近付くように見えたが、海上に停泊中のバージ船の後に 消えた。バージ船はケーソンを装着したままなので、江汀入り江の埠頭では 全く何が行われているのか見えなかった。

▲江汀入り江海岸に近付くゴムボート.

埠頭には、船舶で火薬を運ぶ様子を記録するため、記者と住民が10人ほど集まっ ていた。約20分、海上警察船が視野から消えた時、二回小さなボートがクロムビ 岩に近付き、ボートから火薬が入っていると思われる箱をおろした。

その後、海軍は3時14分から4回、3回目の発破を実施した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-03-10 03:34:21 / Last modified on 2012-03-10 03:34:24 Copyright: Default

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