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竜山惨事真相究明委、「キム・ソッキの立候補は容認できない」

竜山惨事で問題になったキム・ソッキが総選挙立候補、総領事辞職

チョン・ヨンギル修習記者 2011.11.08 17:50

竜山惨事殺人鎮圧の責任者だったキム・ソッキ前ソウル警察庁長官が、来年の 総選挙に立候補することを宣言したことで波紋が生じている。

キム・ソッキ前庁長は、ソウル警察庁長官在職中の2009年1月20日、撤去に抵抗 して櫓で座り込みをしていた竜山撤去民に警察特殊部隊を投入、強制鎮圧した ことで火災が発生し、六人の犠牲者を出して大きな問題になった。キム・ソッキ 前庁長は、当時の事件の責任を取り、辞任した。

▲2009年1月竜山惨事当時[出処:チャムセサン資料写真]

キム・ソッキ前庁長の総選挙立候補が知らされると、竜山惨事遺族と共に真相 究明活動をしている竜山惨事真相究明委は強く反発している。真相究明委は、 11月8日「竜山惨事キム・ソッキは総選挙立候補ではなく、法廷に立たなければ ならない」という論評を発表した。

真相究明委は「キム・ソッキは無理な公権力の投入で六人の罪のない命を奪っ た殺人鎮圧の責任者だが、『無線機が切れていた』と厚かましい責任転嫁をし て、結局国民的な非難に追い込まれ、公職から退いた人」とし「総選挙立候補 を宣言するのは国民を嘲弄して冒とくする行動」とキム・ソッキ総長の立候補 宣言を批判した。

竜山惨事での櫓座り込み撤去民裁判の時、キム・ソッキ前庁長は、法院の証人 出席命令にも応じなかった。以後、保守言論とのインタビュー等で、「米国の 警察なら発砲していただろう。警察の鎮圧が間違いだという判決があれば、大 韓民国はほろびる」とし、遺族らを怒らせた。

彼はその後、355日後に行われた葬儀に対しても「原則を無視した合意に慟哭した。 法律違反者の遺族に金を払うのか」という発言で遺族と市民から怨まれた。

真相究明委は「六人が死に、まだ冷たい監獄には7人の惨事生存者が監獄の苦し みを体験している」とし「キム・ソッキは総選挙立候補宣言を撤回して、今か らでも烈士に謝罪して法廷に立て」と強く批判した。

キム・ソッキ前庁長は竜山惨事の後、米国などに滞在し、今年の2月に大阪総領 事に任命された。真相究明委は「過去MBの大阪総領事任命という意地の人事が 総選挙の立候補を準備させるために李明博政権が計画した人事だった疑いが拭 えない」と李明博政権の人事政策も批判した。

外務通信部によれば、キム・ソッキ総領事は任命8か月で辞表を出し、後任も決 まらない状態で7日に帰国したという。帰国前にキム・ソッキ総領事は大阪地域 の言論に離任の挨拶状も配り「来年4月の総選挙に慶北道慶州市で立候補する計画」 と明らかにしたと伝えられた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-11-09 05:22:43 / Last modified on 2011-11-09 05:22:44 Copyright: Default

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