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「人間扱いしてもらおうとした罪しかない」

[インタビュー]ソク・ウォンヒ建設労組仁川支部電気分科長

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年10月27日19時24分

チョン・ヘジン組合員焼身、漢江誠心病院で治療中

▲チョン・ヘジン組合員は「ストライキ闘争は正当だ」と叫び焼身自殺した。[出処:建設労組]

今日(10月27日)午後2時頃、「仁川電気院ストライキ闘争は正当だ」と叫びなが ら焼身したチョン・ヘジン建設労組仁川支部電気分科組合員は、午後6時現在、 漢江誠心病院で治療を続けている。チョン・ヘジン組合員は全身に40%程度の 3〜4度の火傷が確認され、危篤な状況だ。治療が終われば集中治療室に移され る予定だ。

漢江誠心病院の前には焼身の知らせを聞いた民主労総と建設労組、電気分科な どの関係者が集まり、事態の推移を見守っている。数人の組合員は「残念だ」 という言葉を伝えている。

焼身したチョン・ヘジン組合員が属している建設労組仁川支部電気分科のソク・ ウォンヒ分科長の話を聞いた。

「われわれはこれまで人間扱いもされずに暮してきた」

ソク・ウォンヒ分科長はチョン・ヘジン組合員を「温かくて優しい、後輩と同 僚みんなに好かれていた」と伝えた。チョン・ヘジン組合員は後からストライ キに参加したことを申し訳なく思い、夜になるとヨンジンチョノプ前のテント を守ったという。秋夕の時もチョン・ヘジン組合員はテントを守っていた。

チョン・ヘジン組合員は今の事態を呼んだユ・ヘサン氏が社長であるヨンジン チョノプで働いていたという。しかしチョン・ヘジン組合員はヨンジンチョノ プから解雇された後、米国に渡って働き、しばらく前に帰国して日雇い労働者 として働いていた。ソク・ウォンヒ分科長は「チョン・ヘジン組合員がユ・ヘ サン社長の非人間的な態度をよく知っていて、瞬間怒りに耐えられなくなった のだろう」と伝えた。

続いてソク・ウォンヒ分科長は「われわれはこれまで人間扱いもされず、一日 に12時間、13時間働いてきた」とし「それで人間扱いしてくれと、勤労基準法 を守れと、使用者に団体協約締結を要求した」とこの間の過程を説明した。建 設労組仁川支部電気分科は今日でストライキ131日目になる。

▲19日、電気分科のテントを撤去するために韓国労総のチョッキを着た人々が押しかけた。[出処:建設労組]

しかし彼らに返ってきたのは会社が動員した職員の暴力だった。10月19日午前 5時40分頃、仁川支部電気分科組合員がヨンジンチョノプの前にたてたテントに 韓国労総のチョッキを着た人々が押しかけた。建設労組によれば、韓国労総の チョッキを着た人々はあらゆる悪口をあびせてテントを強制的に撤去した。

また、3日前には労組が安全を指摘するために作業現場を訪問する過程で、再び 会社が雇ったガードマンが暴力をふるった。そのため労組側はこの事件を警察 に告発している。

今日開かれた集会は、会社側のテント強制撤去と暴力行使を糾弾するためだった。

「ユ・ヘサン社長は労組を認めて団体協約を締結せよ」

▲ソク・ウォンヒ建設労組仁川支部電気分科長

チョン・ヘジン組合員が治療を受けている漢江誠心病院は火傷専門病院で、電 気分科組合員が最も行きたがらない所だという。2万2900ボルト以上の電気に触 る彼らにとって火傷は非常に恐ろしい存在であり、これまで多くの同僚が火傷 で腕と脚を切られて死んでいく姿を見たためだ。しかしチョン・ヘジン組合員 は人間らしく生きるために自らこの病院に入ってきた。

ソク・ウォンヒ分科長は「問題解決のためには、27の電気業者を陣頭指揮して、 不正を暴露するとし、社長も脅迫したヨンジンチョノプのユ・ヘサン社長が出 てこなければならない」とし「ユ・ヘサン社長が労働者の尊厳と労組を認めて 団体協約を締結すべき」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-11-05 04:07:48 / Last modified on 2007-11-05 04:07:49 Copyright: Default

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