韓国:就職率の強調で悪い雇用に行く特性化高校生 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
就職率の強調で悪い雇用に行く特性化高校生特性化高校の就職率は上がるが、四大保険未適用、長時間労働増加傾向
ムン・ジュヒョン記者 2015.10.16 18:25
青年失業率がますます悪化しているが、 職業教育を強調する特性化高校やマイスター高の就職率は上昇の勢いを見せている。 聯合ニュース9月21日付の報道によれば、 教育部は今年4月1日基準で特性化高校とマイスターと卒業者の就職率は46.6%で、 昨年の44.2%より2.4%上昇したと明らかにした。 教育部は6大改革課題のうち、仕事・学習併行拡散、先取業・後進学の活性化などを選定し、 就職に関する採用約定基盤現場実習学期制(3学年2学期)と長期現場実習をモデル実施するなどの政策を行っている。 しかしこうした政策の効果と見られる就職率上昇の勢いには 影の部分も存在する。 正義党の鄭(チョン)ジヌ国会議員は5月に教育部から受けた就職率統計を分析し、 「教育部が発表した就職率には雇用保険未加入の就業者も含まれている」と発表した。 悪い雇用も就職率に入れたということだ。 鄭議員によれば、2013年の高校就職率は37%、2014年の高校就職率は44.9%と7.1%上昇した。 しかし雇用保険加入者だけの就職率で計算すれば、 2013年は28.2%、2014年は29.2%で、たった1%しか上昇していない。 それだけ雇用保険未加入者の就職率が大幅に上昇したということだ。 こうした背景には教育部が教育庁の評価指標で、 「特性化高校就職率」に高い配点を配分したためだと鄭議員は指摘する。 2015年の教育庁評価指標のうち、就職率に関する配点は合計4点。 しかし雇用の質に関する指標は何もない。 議員室は「教育庁の立場としては、教育庁の評価によって特別交付金が差別配分されるので、 雇用の質は考慮せずに就職率だけを頼りにするしかない構造だ」と話した。 全北教育庁のある関係者は 「特性化高校の就職率によって予算が変わる」とし 「こうした状況で虚数で就職率を上げる場合が発生できて、有害な業者に対する管理に弱点があるほかはない。幸い金教育監が就職率を気を遣うなという点を強調して、未払い賃金事業場と有害業種に送らないように格別に気を遣っている」と話した。 学生たちがますます「悪い雇用」に追い込まれることを政府次元で防ぐ対策がない。 だからますます就職率は上昇するが、高校の就職維持率は減少している。 3月に監査院が発表した「産業人材養成教育施策推進実態」監査結果の報告書にも、これと似た問題が指摘された。 監査院が2013年と2014年の健康保険加入の有無により、特性化高校教卒業者の就職の質を分析した結果、 2014年は就業者数は5万3755人だったが、職場健康保険に加入している就業者数は3万6390人で、67%の水準に止まった。 2013年には健康保険加入率が74.5%だったことから考えると、特性化高校卒業者の就職は質に対する対策が急がれる。 この他にも監査院は一部の特性化高校で就職率を上げるため、 専攻とは無関係だったり現場実習が制限されている業者で現場実習をしたり、 現場実習協約と反する勤労契約を締結するなどの慢性的な問題が解消されていない点も指摘した。 釜山教育庁管轄のある特性化高校では、 10人の学生にひとつの派遣業者で現場実習をさせ、 夜間勤労もできるという内容が含まれた勤労契約を締結し、摘発された。 特に一部の教育庁は、労働部が告示した労働災害多発事業場と未払い賃金事業場に現場実習を送り、 摘発されたこともある。 一方、特性化高校の現場実習生らの労働時間もかなりだ。 鄭(チョン)ジヌ議員室が2013年に1801人の特性化高校の3学生を対象に行ったアンケート調査で、 1週間で40時間を超える人が545人で、回答者全体の50.4%に達した。 特に1週間に48時間を超える人も回答者全体のうち35.1%、379人に達した。 教育部は2012年に特性化高校の現場実習改善対策を発表し、 労働時間を最長1週間40時間に制限した。 しかし現場ではこうした改善対策が実効を上げているとは言えなくなった。 付記
ムン・ジュヒョン記者はチャムソリの記者です。この記事はチャムソリにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2015-10-18 16:25:58 / Last modified on 2015-10-18 16:26:00 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |