韓国:『性平等』問題、労組は関心の外 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
『性平等』問題、労組は関心の外...「社会的偏見に陥る」民主労総女性委員会、52の事業場の性平等団体協約を分析
ユン・ジヨン記者 2013.01.02 14:20
民主労総加盟傘下組織でも現行法にも満たない『性平等団体協約』を締結して いることが明らかになった。特に女性の出産と育児だけに集中していて、差別 の改善や雇用保障の項目はなく、性平等問題が副次的な労働議題に置き換えら れているという指摘もある。 [出処:チャムセサン資料写真] 民主労総女性委員会は、加盟組織の52の事業場から12月現在有効な団体協約を 提出させ性平等に関する内容を分析した。その結果、性平等団体協約は法制度 の組み合わせを指摘する水準で、育児休職や配偶者出産休暇、妊娠手術休暇と いった条項では現行法を下回する内容も発見された。 調査によれば、性平等団体協約の67%を 『女性の健康権および母性保護』、 『出産および育児などのケア時間保障』といった領域が占めていた。大多数の 事業場が女性の出産と育児に重点を置いているわけだ。 しかし『差別改善および雇用保障』と『職場内性暴力根絶』領域に当たる条項 は、それぞれ11.5%と16.5%で低調だった。また、大部分の性平等団体協約条項 が法条項の文言をそのまま使っているという問題も発見された。 民主労総女性委員会は「女性=母としての権利(母性権)と思っている社会的偏見 と、最低限の社会的合意による結果」とし「特に差別改善および雇用保障項目 は、育児休職、配偶者出産休暇条項と違い、具体性のない法条項が列挙される のでは実効性が顕著に下がる」と説明した。 実際に52の事業場の団体協約のうち、障害女性、移住女性、性少数者の労働権 保障のための条項は何もなかった。妊娠出産による差別禁止、夜間延長禁止、 代替人員投入なども、法制度の条項を団体協約条項にそのまま列挙するケース が大多数だった。 現行法より後退した内容の団体協約を締結した事業場もあった。女性委員会は 「配偶者出産休暇で、現行法より後退した条項を持つ事業場がある」として、 「育児休職でも6歳以下と規定している現行法に従う条項がほとんどだが、1歳 から3歳以下の両親にだけ使えると規定した事業場が多数発見された」と明らか にした。法的に保障されている『家族ケア休暇』条項は、7つの事業場しか団体 協約で締結していなかった。 職場内性暴力関連の条項も、現行法が保障している条項をそのまま挙げていた。 ただし1つの事業場で、性暴力事件が発生した時に被害者が回復するまでの有給 休暇の条項を別途に置いている条項があった。 一方、女性委員会は「女性問題や性平等の問題を出産や育児だと理解している 社会的な偏見が、労働組合にもそのまま投影されている」とし「女性労働者の 不安定雇用、低賃金問題を解決するための事業場別の具体条項が締結されてい ない場合、締結された出産、育児関連条項も実効性が低いと予想される」と説 明した。 続いて「労働組合でも性平等関連団体協約の理解度が低く、法条項をそのまま 挙げる水準なので、労働組合がない事業場はさらに状況は深刻だろう」と展望 した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2013-01-03 02:22:24 / Last modified on 2013-01-03 02:28:53 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |