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水原市『業務能力が低い』退出障害者公務員が自殺

脳病変2級障害公務員、職位解除後に投身自殺

ソ・ドンフン記者 2012.09.26 11:23

障害を持つ公務員が、業務能力が低いことを理由に職位を解除された後、自殺 した事実が伝えられ、問題になっている。京畿道水原市勧善区庁の公務員パク 某氏は4月、水原市公務員退出制度の『疎通2012』の教育対象者に選ばれて、 8月31日に職位解除された。半月後の9月15日、パク氏は水原産業団地ビルの 11階屋上から身を投げた。

水原市が今年5月から施行している『疎通2012』は、業務能力が低く、組織に害 を及ぼす職員を選別して教育した後、評価の結果により再配置するプログラム だ。『疎通2012』教育対象者に選ばれたパク氏は脳病変2級の障害者だった。

[出処:ニュースセル]

京畿障害者差別撤廃連帯は9月25日午後、水原市庁の前で記者会見を行って、 「ヨム・テヨン水原市長の不通システムが人を殺した」と水原市を糾弾した。

記者会見に参加したキム・サンゴン脳病変障害活動家は「脳病変障害があって も少し遅いだけで、仕事が出来ないわけではない。障害があるという理由だけ で職能が低いと評価してはいけない。効率性ばかりを重視する水原市の行政が 脳病変障害者を死に追いやった」と批判した。

▲発言しているキム・サンゴン活動家[出処:ニュースセル]

カン・ギョンナム全国障害者夜学京畿支部長は水原支庁公務員に対し「脳病変 障害者の話が遅くても、聞く耳を持って聞こうと努力すれば、十分に分かる。 よく傾聴するよう希望する」とし、障害者の声に耳を傾けることを要請した。

記者会見の後、カン・ギョンナム支部長とイ・ヒョンスク京畿障害者差別撤廃 連帯共同代表、リュ・フンジュ京畿脳病変障害者人権協会代表などの代表団は、 ヨム・テヨン水原市長との面談を申請した。

一方、記者会見の参加者は面談申込書を提出するために代表団と共に庁舎に入 ろうとしたが、市庁関係者と警察に阻止された。ある市庁関係者は「障害者が 庁舎に入り、座り込みに突入することを憂慮して出入を制限したのだろう」と 明らかにした。

▲庁舎出入を阻止される記者会見の参加者たち[出処:ニュースセル]

代表団の市長面談の要求に対し、水原市庁から行政支援局の関係者が出てきて 面談を進めた。「これまでの『疎通2012』プログラムの内容を全面的に公開しろ」 という代表団の要求に、市の関係者は「当分は見せられない。26日午前までに 市の立場と共にプログラムの内容を公開する」と答えた。京畿障害者差別撤廃連帯 は、10月2日にヨム・テヨン水原市長と面談する予定だ。

5月、水原市は職員勤務態度調査と部署長意見の収斂などを経て、『疎通2012』 教育対象者38人を選定した。対象者は教育の一環として館内の社会福祉施設で の奉仕活動と指定図書読書感想文提出などのプログラムを義務的に履修しなけ ればならなかった。これについて人権侵害という指摘もあった。(記事提携= ニュースセル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-09-27 03:20:06 / Last modified on 2012-09-27 03:20:07 Copyright: Default

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