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労災で1864人が死亡...「下請労働者に集中」

「4.28世界労災死亡労働者追慕週間」を宣言

ユン・ジヨン記者 2013.04.22 12:20

4月28日、世界労災死亡労働者追慕の日をむかえ、市民社会が追慕週間を宣言し、多様なイベントを開催する。

4・28世界労災死亡労働者市民追慕委員会(市民追慕委員会)は4月22日午前11時、 徳寿宮の大漢門前で記者会見を行い「4.28世界労災死亡労働者追慕週間」を 宣言した。

彼らは「2012年の一年間だけで、雇用労働部の統計で1864人の労災死亡労働者 の犠牲があった」とし「わが国の労災事故はほとんどが最低の基本安全装置も ないことによる前近代的な事故で、労災死亡が下請労働者に集中している」と 指摘した。

特に昨年から今年の初めまで、サムスン、LG、現代、大宇造船、デリムなどの 大企業の工場で繰り返し大事故が起き、政府の安全管理規制を要求する声が高 まっている。

漢城大のパク・ドゥヨン教授は「サムスン化学物質漏出事故と亀尾フッ酸事故 のような大型労災事故は、市民の安全も威嚇する」とし「今や労災問題は事業 場の労働者の問題だけではなく、この社会と家族の問題になった」と強調した。

最近発生した大型労災事故の犠牲者は非正規職下請労働者に多いことで、危険 な業務が下請労働者に転嫁されているという批判も提起された。キム・ナミ弁 護士は「大宇造船、デリムなどの大型労災事故の犠牲者は下請け、外注労働者 だった」とし「危険な業務は下請労働者だけに集中し、大企業だけが利益にな る構造のため」と指摘した。

また記者会見団は「現在のように元請企業が下請け企業に労働者健康と安全の 責任を簡単に転嫁できる構造の中では現実の改善は難しい」とし「危険な業種 は下請けに出せないように制度化し、下請け労働者の安全と健康に対する責任 も元請企業が負うようにしなければならない」と要求した。

続いて政府に「繰り返し不注意による労災死亡が発生する企業があれば、その 企業を厳しく罰することができるように制度を直すべきだ」とし「企業に対す る指導・監督の回数を増やし、きちんと監督もしなければならない」と声を高 めた。

一方、市民追慕委員会は4月22日から28日までの追慕期間に討論会と追慕文化祭 などの多様なイベントを行う予定だ。仏教、カトリック、キリスト教などの 宗教界も追慕法会やミサ、礼拝などの追悼行事を行う。

24日には国会図書館で「労災死亡処罰強化および元請責任性強化法改正討論会」 が開かれ、25日には「2013最悪の殺人企業授賞式」が開かれる。27日には市民 と共にする追慕文化祭が開催される予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-04-23 08:46:38 / Last modified on 2013-04-23 08:46:39 Copyright: Default

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