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麗水爆発事故は「企業殺人」...プラント労組員6人死亡

16日にプラント労組が大規模集会を予定...「全国闘争に拡げる」

ユン・ジヨン記者 2013.03.15 16:02

3月14日午後8時50分頃、麗水産業団地の化学爆発で、全国プラント建設労組(プ ラント労組)所属の下請労働者6人が死亡し「企業殺人」の議論が拡大している。

プラント労組麗水支部組合員など建設労働者6千人は、3月16日に麗水のデリム 産業現場前で大規模集会を開く予定だ。民主労総と建設労組は、今回の惨事を 企業殺人と規定し、全国闘争に拡大していく計画だ。

「明白な人災...全国的な闘争に拡大させる」

民主労総は3月15日午後2時、ソウル市鍾路区のデリム産業本社前で記者会見を 行い、麗水産業団地のデリム産業の事故について責任者の処罰と労災死亡処罰 強化特別法を要求した。

全国プラント建設労働組合のパク・ヘウク委員長は「建設現場は勤労基準法や 建設産業基本法などが無視される無法天下」とし「今回の事件は最低価落札と 短時間で仕事を終わらせるため、安全を度外視する企業の利益の論理で発生し た明白な人災」と声を高めた。

続いて「プラントの建設をする労働者の手足が吹き飛ぶ安全無視の社会がとて もみじめだ」とし「プラント労組は事故原因の糾明と、労働者を軽視・過小評価 する風土を変える闘争に突入する」と明らかにした。

建設産業連盟のイ・ヨンデ委員長も「2008年、冷凍倉庫の火災で40人以上の 労働者が死亡をしたが、罰金1000万〜2000万ウォンで労災を放置した」として 「建設産業連盟はこの惨事を始め、法が保障する建設労働者の生存権確保のた めに立ち上がる」と明らかにした。

民主労総のペク・ソックン非常対策委員長は「今回の事件が人災であることは 明らかだが、事件現場に労組は接近もさせない」とし「正確な真相究明と共に、 デリム産業会長をはじめとする責任者が処罰されなければならない」と強調した。

また民主労総は、△デリム産業の会長の謝罪と責任者の処罰、△徹底した真相 究明と再発防止対策の樹立、△下請け労働者の労災死亡元請事業主の処罰、 △労災死亡処罰強化特別法の制定、△化学物質事故根本的総合対策の樹立を 要求した。

彼らは記者会見文で「今は現場の実質的かつ威力ある闘争で労災死亡処罰強化 特別法制定を勝ち取っていく」とし「その第一歩は明日麗水で開かれるプラン ト建設労働者の闘争で、その後、全国的な闘争に拡大していく」と宣言した。

繰り返される下請労働者の労災死...「事実隠蔽」の憂慮も

14日の午後8時30分頃、麗水産業団地デリム産業HDPE工場内タンクで爆発が起き、 6人が死亡して11名が負傷する事故が発生した。このうち死亡者6人は全国プラ ント建設労組に所属する下請労働者だった。

デリム産業側は今回の事件が保存所の内部を検査するためのマンホールを設置 するための溶接作業中、内部に残っていた化学物質の粉塵による爆発事故だと 推定している。

労組と市民団体は、デリム産業が安全規則に違反して無理な工程を進め、事故 が発生したとし、責任者の処罰などを要求している。

ウォンジン労働環境健康研究所のキム・シンボム室長は、「デリム産業が作業 許可書を発給したのは、元請が安全保障を約束したということ」とし「だが、 デリム産業は工期を短縮するために無理な作業を行い、粉塵も予測できず作業 許可書を出すなど、責任を避けられない」と説明した。

特に、麗水産業団地デリム産業現場は、昨年6月にも爆発事故が発生した所だ。 昨年6月28日午前1時30分、デリム産業内のHDPE工場の保存塔で爆発が起き、 ポリエチレン約5tが外部に流出した。

また、民主労総が今回の事故に対する現場証言を収集した結果、『一か月前も 爆発事故があった。何日か前にも墜落事故で建設労働者が死亡した』、『午後 の作業中に3インチのラインがとても揺れ動いていた。このような危険な状況で 作業に投入するのは、死ねということ』、『事故現場の労働者を監視して携帯 電話の使用まで遮断し、事実を隠そうとした』といった証言が出てきている。

今回の事件で、労働者の労災死亡事故に対する責任者の処罰と、化学物質事故 の対策作りを要求する声も高まっている。建設労組によれば、一日約2〜3人、 一年約700人の建設労働者が労災で命を失っていることが明らかになった。昨年 は、麗水産業団地の労災事故だけで69件に達する。

民主労総は「労災死亡事故が発生しても、事故隠しと作業者の過失にすること だけに血眼になっていて、拘束された事業主は目を皿のようにして探してもい ない」とし「建設現場だけでなく、造船業、サービス業など、全産業に蔓延する 下請け構造と事故危険が放置される現実で、下請け非正規労働者の死の行進が 続いている」と指摘した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-03-16 02:22:32 / Last modified on 2013-03-16 02:22:33 Copyright: Default

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