韓国:火力発電所の下請労働者がまた死亡「重大災害法制定至急」 | |||||||
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火力発電所の下請労働者がまた死亡「重大災害法制定至急」28日南東発電霊興本部貨物労働者死亡
ウン・ヘジン記者 2020.11.30 08:45
故キム・ヨンギュン労働者が死んだ泰安火力発電所で、 トラック労働者の死亡事故が発生してから2か月も経たない11月28日、 また死亡事故が発生した。 相次ぐ下請労働者の死亡事故に、 重大災害企業処罰法を制定しろという声がさらに強まっている。 11月29日、柳好貞(リュ・ホジョン)議員室によれば、 去る28日の午後1時頃、仁川市甕津郡にある(株)南東発電霊興発電本部の トラック下請労働者A氏が死亡した。 A氏は下請企業(株)高麗エフエイ所属の労働者で、 1、2号機のASH Product Siloで石炭灰を積んだ後、 車両の上で作業をしているときに足を踏みはずして転落死したと知らされた。 発電所制御室の勤務者が彼を最初に発見し、 午後1時30分頃、救急車で緊急搬送された後、 2時11分頃に病院に到着したが結局死亡した。 現在、雇用労働部と警察では事故の経緯を調査中だ。 9月にも韓国西部発電泰安火力発電所で貨物労働者が死亡する事故が発生した。 故人は石炭を運ぶ2tスクリュー機械の下敷きになって死亡した。 この事故は石炭荷役起用コンベア スクリュー搬出整備工事のために 該当設備を2段に積んでロープで束縛している間、ロープが切れて発生した。 柳好貞議員は 「石炭灰は100%リサイクルで、霊興発電本部で販売している。 トラック労働者は運転業務を専門担当し、 需要者と供給者の間の物流が固有業務」とし、 しかし「供給者の人手不足で運転業務以外の上下車業務を要求されていており、 通常、早く配車を受けるために何の安全措置、保護具もなく 危険を甘受して働いている」と指摘した。 また「引き続く発電所の労働者の死亡事故は、 満ち溢れる重大災害企業処罰法制定の理由」とし 「また繰り返された発電所の事故に対する徹底した事故原因の調査と再発防止対策が至急だ」と話した。 続いて「重大災害企業処罰法が国会法制司法委員会に回付されている今、 こうした労働者死亡事故は国会の責任にならざるをえない」と批判した。 労組は、貨物労働者は石炭殻を運送する仕事なのに積載業務をして転落死した点を指摘した。 公共運輸労組は29日に声明を出して 「発電所で石炭殻を積むための必要な人員を計算しなかったため」とし 「元請の発電所でまたトラック運送業者で、 そして貨物労働者として契約される多段階下請で、 最も弱い労働者は言われるままにするほかはない現実が労働者を殺した」と批判した。 その上「衝撃的なことは、この事故の3か月ほど前に霊興火力で似た事故があった。 幸い、この時は目に擦過傷程度を受けた。 事故に遭った貨物労働者は、会社に危険な仕事を貨物労働者にさせるなと安全通路を作るよう要求したが、 予算がかかるので来年にするという答弁を聞いたという。 もし、3か月前の事故で霊興火力がきちんと改善をしていれば、 貨物労働者は故人にならず安全に退勤していただろう」と批判した。 しかも「霊興火力本部長は、元請がするべき安全措置が放置されたために事故がおきたのに、 運送会社のせいだとし、家族に責任を追及すると伝えたという。 元請の発電社は何も変わらない。 相変らず事故の責任を下へ、下へと押し付けている。 キム・ヨンギュン労働者の死亡の教訓はどこにも見つけられない」と批判した。 続いて「貨物労働者は特殊雇用労働者だ。 貨物労働者の事故は労災統計に捉えられないので、 労働部はこうした事故について全く知らない。 これ以上、労働者の死について、特殊雇用だとか非正規職だという理由が 死の原因になってはいけない。 労働部は今回の事故の原因を徹底的に明らかにして、 すべての火力発電所の石炭殻の積み込み工程と セメント会社の荷降ろし工程を全数調査して改善策を作れ」と要求した。 最後に「重大災害が発生した事業場に責任を厳しく問う時、 すべての労働者が今日も安全に退勤できる。 これ以上労働者が職場で死なないように、 重大災害企業処罰法を即刻制定しろ」と強調した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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