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ユソン企業で救社隊に動員された労働者が憂鬱症の労災認定

憂鬱症、自殺未遂、監禁状態で超過労働に苦しむ...金属支会の助けで労災承認

キム・サンミン(金属労組) 2012.08.10 09:59

昨年、ユソン企業の攻撃的職場閉鎖の後、会社の懐柔で労組を脱退し、業務に 復帰した労働者が、殺人的な労働強度と救社隊動員の圧迫で精神疾患にかかり、 業務上の災害を認められたことで関心を引いている。特にこの労働者は会社が 個人の疾患による『適応障害』で労災申請し、勤労福祉公団から不承認処分を 受けた後、金属労組所属支会の助けで承認された。

災害労働者は昨年5月18日の職場閉鎖以後、会社の懐柔で同月29日に現場に復帰 した。だが、現場は彼の期待とは大いに違っていた。昨年5月30日から7月19日 まで、二日を除き49日間、殺人的な労働に苦しんだ。支会によれば災害労働者 は、昨年5月30日の8時30分から翌日午前1時までの15時間30分、5月31日には12 時間30分、作業した。また6月には延長勤労だけで109.5時間、7月には19日まで 49時間の労働した。

その上、災害労働者は出退勤もできず、工場内の更衣室などでスチロールを敷 いて睡眠をとったと支会が説明する。会社はまた作業現場の扉に別途開閉装置 を用意し、監禁状態でトイレも自由に使用できず、孤立と統制の中で働かなけ ればならなかった。

この労働者はまた、救社隊の役割も強要された。結局、災害労働者は数回自殺 未遂をする程の精神疾患に苦しんだ。また災害労働者の母親はこうした現実に 衝撃を受けて倒れ、集中治療室で治療を受けていたが死亡するなど、家庭が 破綻する状況にまで至った。

この過程で会社は同僚の職員からのイジメや部署長との争いなど、まるで個人 的な疾患によるものとするような内容を構成し、『適応障害』傷病で最初療養 申請をした。そして勤労福祉公団は昨年11月、業務上の災害に当たらないとし、 不承認処分をした。これに金属支会は災害労働者が金属労組脱退組合員であっ ても、会社の不当な弾圧による犠牲者だと判断し、事実関係を正確に把握して、 また労災申請を支援した。そして今月の初めに業務上疾病判定委員会から労災 承認の決定を受けた。

ユソン企業牙山支会のキム・イルギョム労安部長は「今回の業務上災害認定の 件は、攻撃的職場閉鎖と御用労組加入勧誘、殺人的な労働強要と救社隊動員など、 ユソン企業の暴力的で不法な行為が確認された点でも意味がある」と評価した。 (提携=金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-08-11 05:32:53 / Last modified on 2012-08-11 05:33:24 Copyright: Default

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