ハナ・ケミカル、爆発した密閉貯蔵槽でガス測定せず

［3信］ハナ・ケミカル爆発事故6人死亡

▲ハナ・ケミカル爆発事故現場［出処:蔚山ジャーナル ヨン・ソンノク記者］

ハナ・ケミカルの爆発事故で亡くなった現代環境の職員は、 午前8時30分頃に作業を始めたことが確認された。

ハナ・ケミカルの会社関係者は作業前に排水槽上部でガス測定をしたが、 密閉されている下部コンクリート貯蔵槽は安全だと判断し、 ガス測定をせず午前8時10分に作業許可書を出したと明らかにした。

事故当時、会社の安全管理者は、 現場から離れたところにいて、怪我はしなかった。

現代環境の職員らが作業を始めた時、 安全保護具を着用していたのかなどは確認できていない。

死亡者は第1排水槽で3人、第2排水槽の屋上で1人、排水槽の後側で1人、 警備室の前で1人が発見された。

消防本部担当者は4人が作業に入ったが、 6人が死亡して遺体が散乱していることから見て、 爆発力が大きかったと推定した。

警察と蔚山雇用労働支庁は密閉された下部コンクリート貯蔵槽が爆発したと見て、 下部貯蔵槽からガスが漏出した可能性などを調査中だ。

［2信］ハナ・ケミカル爆発事故で6人死亡

▲ハナ・ケミカル爆発事故現場で南部消防署予備広報担当が事故経緯を説明している。［出処:蔚山ジャーナル ヨン・ソンノク記者］

ハナ・ケミカル爆発事故で行方がわからなかった2人が死亡しているのが発見され、 最終的な死亡者は6人と確認された。 事故直後に中央病院に運ばれた警備員のチェ某氏は軽傷だった。

死亡者は全員ハナ・ケミカル協力業者の現代環境の職員だ。 死亡者の中でチョンモ氏は28歳と知らされ、周囲の残念さを加えた。

消防本部は午前9時16分に事故通報を受付た後、9時22分現場に到着し、救助作業を始めた。 午前11時30分、不明者を探すためにクレーンで構造物を除去する作業を始めてから1時間ほどで、 行方がわからなかったパク某(52)氏など二人の死体を収容した。

消防当局は廃水貯蔵槽上部の配管溶接作業中に未確認の残留ガスが爆発し、 事故が起きたと推定している。

［1信］蔚山南区化学工場爆発事故で4人死亡、2人行方不明

7月3日午前9時19分頃、 蔚山市南区麗川洞のハナ・ケミカル蔚山第2工場廃水処理場貯蔵槽で爆発事故が発生した。 この事故で、現場で作業していた協力業者職員のイ某(49)氏など4人が亡くなり、 パク某(55)氏など2人の行方がわからない。 この工場の警備員のチェ某(52)氏は負傷した。

死亡者と不明者はほとんどが協力業者の 職員だという。

消防当局は「サムヤンサ付近で『バン』という爆発音を感知」したという通報を受けて現場に出動、 ハナ・ケミカル第2工場内の廃水処理場側で爆発事故がおきたことを確認した。 事故は横縦20mほど規模の廃水貯蔵槽で発生した。

作業者が貯蔵槽上部で溶接をしていたときに 貯蔵槽内部の残留ガスが爆発したと推定される。

警察と消防当局は不明者を捜索する一方、 工場関係者などに対し正確な事故原因を調査している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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