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続く社内下請労働者労災...現代製鉄で5人が死亡

現代製鉄、昨年だけでも7人が死亡...民主労総「今後、計画を樹立する」

ユン・ジヨン記者 2013.05.10 12:25

忠南の現代製鉄唐津製鉄所で5人の社内下請労働者がアルゴンガスにより窒息し、死亡する事故が発生して論議がおきている。

昨年7人の建設労働者労災死亡事故が発生した現代製鉄で、また5人の社内下請 労働者が死亡し、会社の安全管理システムの不良を叱責する声も高い。企業殺 人法を制定し、最近続いている社内下請労働者の労災死亡事故に制約を加えろ という要求も高まりそうだ。

5月10日午前2時25分頃、現代製鉄社内下請労働者5人は転炉製鋼工場の第3転炉の 内部保守を終えた後、作業装備を撤去している時にアルゴンガスで窒息して死亡 した。警察によれば、労働者が直径5m、高さ8mの転炉の中で耐火レンガの設置 工事を終えて、臨時の足場を除去する過程で床からアルゴンガスが漏出し、窒息 したと知らされた。

金属労組は「現代製鉄は、死んだ5人の社内下請労働者にアルゴンガスが漏出 するかもしれないということさえ知らせなかった」とし「また現代製鉄は事前に ガス漏出を感知する『携帯用ガス漏出感知器』さえ用意していれば、今日の惨事を防げた」 と批判した。

特に現代製鉄は、昨年一年間だけで7人の建設労働者が労災で死亡した重大災害 事業場だ。2010年5月には二日で3件の重大災害と2人の労働者の労災死亡が発生 した。これまで民主労総忠南地域本部を中心として、現代製鉄に徹底した労災 予防事業を要求してきたが、また5人の社内下請労働者が労災で死亡した。

民主労総はこの日、論評で「今年の4月に民主労総忠南本部は、雇用労働部天安 支庁を抗議訪問して、現代製鉄への特別勤労監督を要求し、天安支庁は約2週間 現場監督をしたという」とし「昨年の11月にも民主労総忠南本部は重大災害が 繰り返し発生する現代製鉄の問題で天安支庁に抗議訪問をしたが、迅速な措置 どころか、その結果はまた5人の労働者が死亡するという重大災害だった」と声 を高めた。

続いて「事故原因が再び『労働者の不注意』とされてはならず、事業主と、さ らに元請の責任を明確する調査結果を出すべきだ」とし「民主労総は、今日の 午後に忠南本部を中心に対策会議を開き、今後の対応を樹立する」と明らかに した。

金属労組も「一か月前にもSTX造船で同じような事故があった。利川の冷凍倉庫 でも30人が全滅したが、罰金2000万ウォンの処罰がすべてだった」とし「雇用 労働部は現代製鉄の社内下請労働者5人の死について、現代製鉄に対する徹底的 な調査と処罰を実施しろ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-05-11 14:58:49 / Last modified on 2013-05-11 14:58:49 Copyright: Default

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