韓国:与野女性議員「鉄道公社KTX女性乗務員直接雇用」を要求 | |||||||
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与野女性議員「鉄道公社KTX女性乗務員直接雇用」を要求シムサンジョン、 「前近代的女性観を持った公社社長は退陣」 チョンヨンジン記者 jeremi20@jinbo.net / 2006年09月15日11時11分 国会内の与野女性議員が「鉄道公社はKTX女性乗務員を正規職として直接雇用 し、女性の雇用差別行為を即刻是正しろ」と要求した。 ヨルリンウリ党のユスンヒ、イギョンスク、ホンミヨン議員と、民主労働党の シムサンジョン、イヨンスン、チェスニョン、ヒョンエジャ議員など7人は、 15日に国会政論館で声明を出し、こう主張した。 これらの議員が与野を問わず超党派的に立ち上がったのは、11日に国家人権委 員会が鉄道公社に対し、「女性差別行為」の「改善措置」を勧告したが、鉄道 公社がこれを受け入れず相変らず改善の意志を見せていないからだ。 これらの議員によれば、11日国家人権委員会は「鉄道公社がKTX乗務員を外注 委託契約職として雇用したことは、女性差別行為に該当すると判定し、被陳情 人である鉄道公社は積極的改善措置を取ること」と勧告した。 しかし12日、鉄道公社はすぐ「性差別などの雇用構造はすでに改善」という題 名の反論報道文を配布し、「KTX女性乗務員を外注委託したのは、女性だから 差別したのではなく、新しい委託先(株KTX観光レジャー)が男子乗務員の一部 採用などで性差別構造をすべて除去したため、もはや改善勧告に応じる意味が ない」と明らかにした。 しかし、こうした鉄道公社の態度に議員たちは「このような答弁は鉄道公社が 人権委勧告案の意味を理解できないほど、いかに性差別的偏見が深刻かを克明 に見せる」と一喝し、さらに「鉄道公社は正規職のうち女性の比率が最も低い 公企業が、これまでいわゆる『女性集中職種』の外注化、非正規職化の先頭に 立ってきた」と批判した。 それと共に、人権委の今回の措置は、「こうした鉄道公社の慣行に警鐘を鳴ら したもの」とし「長い間闘っているKTX乗務員を直接雇用・正規職化を始め、 全体的な性差別的雇用構造を改善するために積極的な差別解消措置を施行する ことを勧告した」とその意味を解説した。 これらの議員は「KTX女性乗務員問題」を「韓国社会の女性差別雇用構造の象 徴的な事件」と規定し、特に「鉄道公社は公共的責務を持つ企業として、女性 差別、非正規職といった社会的な課題の解決に積極的に努力しなければならな い」と主張した。 この日の声明に賛同したシムサンジョン民主労働党議員は「このような鉄道公 社の主張は、違法な差別とはいったい何なのか、現行法の無理解を示すもの」 とし、こうした鉄道公社の態度を見ると「鉄道公社は改善の意志がないものと 理解する」と主張した。 それと共に「前近代的な女性観を持つ人が、3万人の職員の責任を負う公社の 社長に残ってはいけないと考える」とし「鉄道公社の李哲社長は12日の鉄道公 社の報道資料について明確に謝罪すること」を要求、「さもなくば大統領は李 哲社長を即刻解任しなければならない」と主張した。 また、これらの議員は鉄道公社と労働部に次のような5つの事項を要求した。 △鉄道公社はストライキ中のKTX女性乗務員を正規職として直接雇用すること、 △鉄道公社は女性差別雇用構造を解決するため積極的な実行計画を樹立するこ と、△鉄道公社と関連子会社は、KTX乗務員闘争の過程で発生した告訴告発、 損害賠償などの措置を取り下げて、前向きな姿勢を見せること、△労働部は性 差別的な非正規職の慣行を打破するために、不法派遣の調査に臨むこと、△労 働部は今回の事態を教訓として、公企業の合理的人材運用、差別解消対策の用 意、常雇い人材の正規職化などについての監督管理を徹底的に行い、再発を防 止すること 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2006-09-19 00:34:59 / Last modified on 2006-09-19 00:34:59 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |