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サムスン電子サービス労組支会長など指導部3人拘束

ソウル地方裁判所が拘束令状発布...「労組幹部狙い撃ち弾圧」と反発

ユン・ジヨン記者 2014.05.23 11:12

金属労組サムスン電子サービス支会のウィ・ヨンイル支会長など指導部3人が拘束された。

ソウル中央地方法院(部長判事 ユン・ガンヨル)は5月22日夜、 ウィ・ヨンイル支会長とキム・ソニョン永登浦分会長の2人に拘束令状を発行した。 裁判所は5月21日の夜にもラ・ドゥシク主席副支会長に拘束令状を発行し、 今までに3人のサムスン電子サービス支会指導部が拘束された状態だ。

裁判所の関係者は 「署名された犯罪容疑が重大で逃亡の心配があるため拘束令状を発行した」 と理由を明らかにした。

ラ・ドゥシク主席副支会長は5月18日、 ソウル医療院江南分院の葬儀場で警察がヨム・ホソク烈士の遺体を強制引き渡しを阻止する過程で連行された。 警察は20日、ラ首席など3人に葬儀など妨害罪と特殊公務執行妨害罪を適用し、拘束令状を申請した。 裁判所は21日午後3時、令状実質審査を行った後、その日の夜に拘束令状を発行した。

[出処:サムスン電子サービス支会]

5月20日には瑞草洞サムスン電子本館前で労組と警察の間で衝突が発生し、 ウィ・ヨンイル支会長とキム・ソニョン分会長など5人が連行された。 警察は21日、ウィ支会長をはじめ3人の幹部に一般交通妨害罪および集示法違反などの容疑で拘束令状を請求した。 裁判所は22日午後3時、令状実質審査を行った後、2人に拘束令状を発行した。

現在、サムスン電子サービス支会はヨム・ホソク烈士死亡の責任を要求し、 5日目の全面ストおよび瑞草洞サムスン本館前上京闘争を続けている。 だが裁判所が上京闘争4日後に核心労組指導部3人を拘束したことは、闘争をしずめるための狙い撃ち弾圧ではないかという非難が起きている。

ウィ・ヨンイル支会長とラ・ドゥシク主席副支会長は、事実上ストライキ隊伍を率いており、 キム・ソニョン分会長が所属する永登浦分会は、 昨年10月に協力社の管理者が組合員に雑巾棒と推定される凶器を振り回して問題になった所だ。

サムスン電子サービス支会のホン・ミョンギョ教育宣伝委員は 「裁判所のとんでもない決定だ。 拘束理由になるとは思わない。 逃走の恐れがあるというのもおかしい」と説明した。 実際にラ・ドゥシク首席の場合、葬儀など妨害罪で拘束された状態だが、 ヨム・ホソク烈士の葬儀手続きは労組に委任された状態だった。 ヨム・ホソク烈士の葬儀手続きに関し、父親と母親の意も異なっている状況なので、 むしろ警察が一方の側に立って遺体を奪って行ったという議論が発生した。

金属労組のナム・ムヌ首席副委員長は 「91年、盧泰愚(ノ・テウ)政権の時期に警察が韓進重工業の 朴昌洙(パク・チャンス)烈士の遺体を奪取した事件から23年で、 常識では理解できない烈士遺体奪取が起きた」とし 「その上、警察がこれを防ぐ労組幹部を拘束したのは納得できない。 明白な労組指導部の狙い撃ち弾圧」と声を高めた。

イ・ヒョンス副委員長も「警察のマニュアルには『葬儀手続き保護』というマニュアルは存在しないのに、 警察が無理に葬儀手続きを保護するという名目で遺体を奪取した。 だがむしろ労組幹部に法を無理に適用して拘束で弾圧している」と批判した。

なおサムスン電子サービス支会中央争議対策委員会(委員長ユン・ウクトン)は、 中央争対委と地域別幹部を中心とするストライキ隊伍を整備した状態だ。 金属労組は5月24日午後2時に警察庁の前で警察の遺体奪取を糾弾する金属決意大会を開き、 今月末には拡大幹部ストライキとソウル上京闘争を続ける予定だ。

[出処:チャムセサン資料写真]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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