韓国:サムスン電子・パノルリム、三項目に合意 | |||||||
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サムスン電子・パノルリム、三項目に合意サムスンがパノルリムを交渉主体と認定、誠実交渉、告訴告発取り下げなどに合意
ユン・ジヨン記者 2014.05.28 19:25
サムスン電子と「半導体労働者の健康と人権守備隊パノルリム(パノルリム)」が交渉により、 誠実交渉と使用者側の告訴告発取り下げ、3次本交渉開催に合意した。 特にサムスン側は、これまでパノルリムを交渉当事者と認めなかった立場を変え、 パノルリムを交渉の対象として認め、誠実に交渉することを約束した。 [出処:パノルリム] サムスン電子とパノルリムは5月28日午後3時、 論硯洞の建設会館3階で約2時間ほど交渉を行った。 交渉に参加したサムスン電子コミュニケーションチームのイ・イニョン チーム長は、サムスン職業病被害者と遺族にまた謝罪をした後、 今後のパノルリムとの誠実交渉を約束したと知らされた。 また双方は今後、 △両当事者間の誠実交渉、 △使用者側による被害者およびパノルリム活動家の告訴告発取り下げ、 △6月以内に3次本交渉進行の三項目に合意した。 3次本交渉は実務陣が日程を調整し、日を確定することにした。 ただし使用者側は、交渉の席でこれまで問題になっていた「第3仲介機構」の構成をまた要求したと知らされた。 だがパノルリムは交渉当事者間の対話が優先だという点を強調した。 これについて会社側は無理に第3仲介機構を構成しないという一歩退いた立場を伝えたという。 交渉直後、パノルリムの常任活動家イ・ジョンナン労務士は 「パノルリム側ではまだ使用者側の要求案も出てこない状態で、 その上、両当事者間で交渉もしていない状態で第3仲介機構を構成するのは時期が合わないという意見を伝えた」とし 「また、両当事者が必要だと考えれば、第3の仲介機構を議論することができ、 今は誠実に交渉することが優先だという立場を伝えた」と説明した。 続いて「サムスン側も『第3の仲介機構を無理に言い張っているのではない。 効率的に対話するために第3の仲介機構が必要だと考えた部分があるが、 無理に引っ張っていかない』という立場を明らかにした」と付け加えた。 先立ってサムスン電子は5月14日、サムスン職業病問題を解決するとして 「第3の仲介機構構成」を提案したが、これはパノルリムや職業病被害者との合意によるものではなく問題になった。 特にこれまでパノルリムとサムスンとの交渉が中断されている状態で、 サムスンが第3の仲介機構構成を口実としてパノルリムとの交渉を懈怠しようとしているのではないかという観測もあった。 だがサムスン側が第3の仲介機構の議論についても一歩退いた立場を取り、 本格的にパノルリムとサムスンの対話の糸口が見つかるのではないかという展望が出てきている。 パノルリムとサムスン側は、昨年1月から5回の実務交渉を経て、 昨年12月18日に1次本交渉を進めた。 だが本交渉ではサムスンがパノルリムを交渉当事者と認めず、 交渉が膠着状態におちいった。 今回の交渉は、1次本交渉の後、およそ5か月ぶりに開かれた席だ。 サムスン電子側は交渉団も新しく設けた状態だ。 今回の交渉を契機としてパノルリムとサムスンは、今後、 補償と再発防止対策、謝罪の三つの議題をめぐり本格交渉に入る。 特にパノルリム側が提示した再発防止対策の要求条件には 「労働組合認定」の部分も含まれ、今後76年間、無労組経営を固守してきた使用者側が労働組合を認める契機になるのかにも関心が集まっている。 イ・ジョンナン労務士は「今回の交渉で進んだ側面があった。 イ・イニョン社長もこれまで被害者家族の長い間の苦しみに雑だった部分について繰り返し謝罪した」とし 「サムスンが職業病問題について誠実に交渉するという約束を真摯に守るためには、 労働者の基本権を無視する態度を見せてはいけない」と強調した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-05-29 08:14:49 / Last modified on 2014-05-29 08:14:49 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |