韓国:サムスンの李健煕会長、世界最悪のボスなるか | |||||||
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サムスンの李健煕会長、世界最悪のボスなるかITUCが、ゴールドマンサックス・ウォルマート・カタール航空・サムスン電子など候補9人を発表
チョン・ウニ記者 2014.05.01 13:30
「世界最悪のボスは誰だろう? この事実を読んで投票しよう」。 ITUC(国際労総)が124回世界メーデーを契機に 「世界最悪のCEO」 選抜を始めた。 世界最悪のボスの候補として提示されたCEOは、ゴールドマンサックス最高経営者のロイド・ブランクファインなど合計9人で、サムスン電子の李健煕(イ・ゴニ)会長も含まれている。 反労働者的な無労組経営で国内でも悪名高いサムスン電子の李健煕会長に対し、 世界の労働者たちがどう評価するのか注目される。 ITUC(国際労総)は5月18日から24日まで開かれるITUC(国際労総)総会の期間に世界最悪のボスに選ばれた者を発表する予定だ。 サムスングループのオーナー 李健煕会長は世界最悪のボスの七番目の候補に名前が挙がった。 ITUCは李健煕会長について、純資産130億ドルとし 「2009年に3900万ドルの脱税と横領で懲役3年と執行猶予の宣告を受けた」と紹介している。 しかしITUCは「当時の韓国の大統領(李明博(イ・ミョンバク))は、2018年の冬季オリンピックを成功的に開催するために、 李健煕会長が必要だという理由で彼を赦免した」とし 「2010年、彼はサムスン電子会長に復帰した」と記録した。 投票はITUCのサイト(http://congress2014.ituc-csi.org/boss)からできる。 ITUCは9人のボスから1人だけ投票することができ、ITUCはこれをFaceBookやツイッターなどで共有しようと提案する。 以下はサムスン電子の李健煕会長など9人の候補だ。 [出処:ITUC] 世界最悪のボスの最初の候補はカタール航空の最高経営者 アクバル・アル・ベイカー(Akbar Al Baker)だ。 アル・ベイカーは純資産は分からないが、カタールで2番目の実力者と見なされており、 航空会社、ドーハ空港、ホテル、貨物運送、国営酒類輸入をはじめ、11社の国営企業を営んでいる。 カタール航空会社の職員は持続的な監視下にあって、女性は男の友人と公共の場所にいたり、FaceBookに写真を書き込んだという理由で通知なく解雇される。 出産休暇はなく、女性は結婚前に会社から許可を受けなければならない。 カタールでは労働組合は禁じられているが、アル・ベイカーは 「スト権がないことが、労働者に権利がないということを意味するものではない」と話す。 二番目の候補はアマゾンの最高経営者ジェフ・ベゾスだ。 純資産は272億ドルで米国出身だ。 アマゾン物流センターの労働者たちは、あらゆる動きをモニターする端末機を装着したデジタル機器を着用しなければならない。 ここには休息や速度に関するプロトコルはない。 集団いじめと暴力的な文化が蔓延している。 職員は他の人に話しをかけたり、息を継ぐために少し休んだという理由で叱責にあう。 三番目はゴールドマンサックスの最高経営者ロイド・ブランクファインだ。 昨年の彼の年俸は2300万ドルに達した。 世界金融危機の前にゴールドマンサックスは、顧客に推薦した住宅抵当証券(MBS)に投資していなかった。 安全な投資だと信じていた年金と保険会社は、住宅市場が崩壊した時、この住宅抵当証券で数十億ドルを失った。 ブランクファインは米国の上院の調査委員に対して、顧客は危険を探していて 「そして彼らはまさにそれを得た」と話した。 四番目の人物はJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー会長のジェイミー・ダイモンだ。 やはり米国籍の彼は昨年2千万ドルを稼いだ。 JPモルガンがローン危機の責任で130億ドルの罰金を払った2013年、ダイモンは職員に対し、 宮殿のような彼のアパートで高価格な装身具や近くのジャクソン・ポラックの絵の危険を気にせず、家族でテニスを楽しむ姿を描いたクリスマスカードを送った。 世界最悪のボスの五番目の候補はグレンコア最高経営者で南アフリカ共和国出身のアイバン・グラゼンバーグだ。 彼の純資産は63億ドルだ。 グラゼンバーグは事業場がある多くの国での人権侵害と環境破壊の責任で批判されている。 彼はまた、彼が所有する銅鉱山があるザンビアから脱税容疑で起訴されている。 ザンビアの人口の60%は一日1ドル以下で生計を立てている。 グラゼンバーグはその職員が仕事と生活のバランスを享受しているかという質問を受けた時、 「いいえ。われわれは働いています。 楽に暮らすためにここにくるのではありません。 そして私たちすべてはこれを通じて裕福になり、あなたもここから利益が上がっていることを知っているだろう」と話した。 六番目の候補は米国のコーク・インダストリーズ会長であるチャールズ・コークだ。 純資産400億ドルの彼は、賃金と労働者の利益と権利を弱めようとする立法活動団体のALEC(American Legislative Exchange Council)だけでなく、ティーパーティーの主要創設者でもある。 チャールズコーク財団は最近、世界の上位1%の中で3万4千ドルを貧困線とし、家計の順位を付ける広告を出した。 米国の三世帯に一世帯は、基本的な欲求を充足させるために年平均約4万8千ドルを必要としている。 七番目の候補の李健煕会長に続いて八番目に紹介されたのは、 昨年約9600万ドルを稼いだウォルマート最高経営者のダグ・マクミランだ。 最近、流出したウォルマートの内部資料によれば、ウォルマート経営陣は労働者組織化計画を監視して、職員に対し労働組合は「金の浪費」で「ウォルマートを害しようとしている」と話してきた。 マクミランは統合のための措置は、会社の生理の一部だと主張する。 しかしウォルマートの創業者サム・ウォルトンは 「私は低い賃金を支払う。それで利益をあげられる。 われわれは成功的に行っているが、基盤は非常に低い賃金、職員の低い利益モデルにある」と話した。 世界最悪のボス候補という恥ずかしいリストの最後に記録されたのは、ニュースコーポレーションのルパート・マードック会長だ。 米国とオーストラリア国籍者の彼は昨年2890万ドルを稼いだ。 マードックは英国でサッチャー政府がストライキ妨害者たちと彼の印刷産業労働組合を粉砕した時、ここに結集した。 彼は米国のフォックスニュースをはじめとする多くの保守マスコミを買収した。 彼は2011年、英国議会調査委員会に出席し、自分が所有するタブロイド新聞ニュース・オーバー・ザ・ワールドの記者が芸能人、さらに殺人事件の被害者まで電話を盗聴したことについて、事前に知っていたという疑惑を否定し、この日の出席を「私の人生で最も謙虚な日」と表現した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-05-02 06:38:14 / Last modified on 2014-05-02 07:11:50 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |