サムスン電子サービス支会、無期限ストライキ…「大統領様、焼酎一杯飲みましょう」

「元請のサムスンが、直接交渉に出てこい」

サムスン電子サービスの非正規職労働者たちが6月12日、発注元のサムスンとの直接交渉を要求して無期限ストライキに突入した。 警察がヨム・ホソク烈士の遺体を奪取した2014年5月以来、3年ぶりだ。

金属労組サムスン電子サービス支会は、 △サムスンが下請労働者との交渉に直接出てくること、 △政府は大法院の判決とILOの勧告により、直接交渉の構造を作ること、 △国会は間接雇用労働者の元請直接交渉制度の立法を要求した。

サムスン電子サービス労働者約6千人は歪んだ交渉構造に置かれている。 サムスン電子サービスが90％以上の修理業務を100社以上の請負業者に委託しており、 労働者は実質的な権限がない下請の代表と交渉をしなければならない構造だ。

ストライキに突入した組合員700人は30人ずつが交代で上京闘争を行う計画だ。 ストライキ闘争の主要拠点は光化門広場とサムスングループ瑞草社屋だ。

［出処:サムスン電子サービス支会］

サムスン電子サービス支会は6月14日、「光化門1番街」の前で記者会見を行い 「私たちの非正規職労働者が街に出てきたのは、 権限がない人たち(下請社長)と交渉する理由がないため」とし 「元請使用者の交渉責任、労組をする権利をかかげてストライキに突入する」という趣旨を明らかにした。

支会は「サムスン電子サービス下請企業は2017年の交渉で、 労働者に4万ウォンの賃上げがマジノ線だといった」とし 「下請は人員管理機能だけを遂行し、元請が決めた手数料を渡すだけだ。 こうした下請の交渉態度は 『われわれは支払い余力がないから元請から直接取れるだけ取ってみろ』ということ」と話した。

また支会は「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が宣言した 『非正規職ゼロ時代』を実現するために一番先に執行すべき公約は、 元請使用者の責任拡張」だとし 「その中核は元請使用者の交渉責任だ。 間接雇用問題の根本的な解決は、間接雇用労働者の労働条件について、 元請に責任を強制するところにある」と伝えた。

一方、支会は「財閥改革実践団SSEN」を設置し、毎週水曜の午後6時に青瓦台から100mの場でトークコンサートを開く。 彼らはこのプログラムで財閥と非正規職事業場当事者が直面する劣悪な現実と解決方案を政府に提言する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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