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サムスン電子サービス支会1周年、「1万労働者の組織化に乗り出す」

昨年7月の労組結成後、2人の烈士、45日間のストライキ

ユン・ジヨン記者 2014.07.14 16:04

労働組合結成1周年をむかえた金属労組サムスン電子サービス支会が これからは1万労働者の組織化をすると宣言した。

サムスン電子サービス支会は7月14日午後1時、 瑞草洞サムスン電子本館の前で記者会見を行って 「サムスン電子サービス支会1500人の労働者は、今この時刻から全国6千のエンジニアをはじめ、 受付、資材、B2Bなど1万労働者の組織化に乗り出すことを宣言する」と明らかにした。

労組は昨年7月14日、全国400人のサムスン電子サービス技師を中心に労組を結成した。 1年間の闘争の末に組合員たちは1500人の規模に拡大した。 これまでチェ・ジョンボム、ヨム・ホソク烈士の2人が命を絶ち、 1人の労働者が過労死で亡くなった。

5月19日からはヨム・ホソク烈士の名誉回復と賃金および団体協約締結を要求し、 45日間の全面ストとサムスン本館前での野宿座り込み闘争を行った。 労組は6月29日、経済人総連と賃金団体協議の基準になる基準団体協約を締結した後、 ストライキと座り込みを解除した。

警察によるヨム・ホソク烈士遺体奪取の過程で連行され、7月11日に釈放されたサムスン電子サービス支会のラ・ドゥシク主席副支会長は 「野宿座り込みでは雨も降って大変だったが、闘争の現場に一緒にいられず申し訳なく苦しかった」とし 「(基準協約締結は)私たちが当初、主張していた部分をすべて勝ち取ったと言うのは難しい。 闘争が終わったわけではなく、これからが開始だ」と説明した。

続いて「人間らしい人生を保証されるための労組の要求が貫徹されるまで、 これからの10年をながめて多くの組合員たちを組織していく」と強調した。

クァク・ヒョンス支会長職務代行も 「現場では今も闘争が続いており、 (センター別賃金団体協議締結に)社長は出てこない」とし 「連帯の手を離さないでほしい。 労組はこれからもずっと闘争を続ける」と頼んだ。

労組と経済人総連は6月29日、基準団体協約を締結し、7日以内にセンターごとに賃金団体協議を締結すると合意した。 だが交渉妥結から2週間が経つ現在まで、一か所も賃金団体協議を締結できていない。

民主社会のための弁護士の会のクォン・ヨングク弁護士は 「3年前の7月に労組を結成したサムスン・エバーランドの労働者たちは、 今も団体協約を締結できずにいる。 サムスンは形式的に無労組経営を撤回したのではなく、 グループ系列会社では団体交渉権が認められていない」とし 「サムスン電子サービス支会1周年をむかえた現在、 われわれの課題はサムスンの無労組経営の方針を名実共に撤回させ、 労働組合を拡散させること」と声を高めた。

ヨム・ホソク烈士対策委員会のナム・ムヌ委員長は 「闘争は終わっていない。 経済人総連と労働部は、基準協約が締結されたのに今何をしているのか問いたい」とし 「天が与えた機会だったのに、金属労組はきちんと交渉して闘争することができなかった。 何が問題だったのかを明らかにするために努力している」と説明した。

続いて「間接雇用・非正規職撤廃闘争をするべきだったが、 内部的な力量と実力があらわれた。 もうここにとどまらず、1万の組織化と共に間接雇用・非正規職撤廃闘争に立ち上がる」とし 「またヨム・ホソク烈士の遺体と骨壷を奪ったサムスン財閥と警察に、 最後まで責任を問う」と明らかにした。

この日の記者会見には新政治民主連合乙支路委員会の 禹元植(ウ・ウォンシク)、殷秀美(ウン・スミ)、張(チャン)ハナ議員と、 労働党の李鏞吉(イ・ヨンギル)代表などの政界と市民社会の人々が参加した。

なお労組は記者会見文で 「45日間の全面ストライキ闘争の末に76年間のサムスン無労組の歴史を止めた」とし 「さらに多くの同僚を集め、1万人の全サムスン電子サービスの労働者たちが人間らしく暮らす権利と労働のために戦い抜く」と説明した。 記者会見の直後には、江南駅近くの食堂で労働組合1周年を記念するモチを配り、 誕生日祭りを開いた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-15 06:29:44 / Last modified on 2014-07-15 06:29:45 Copyright: Default

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