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サムスン電子・パノルリム5次交渉進展なし

パノルリム、「もうちゃんとやっているというサムスン...解決の意志疑わしい」

チョン・ジェウン記者 2014.08.01 19:01

サムスン電子とパノルリム(半導体労働者の健康と人権守備隊)が7月30日、 ソウル市論硯洞の建設会館で6時間以上交渉を行ったものの、進展なく終わった。 パノルリム側は「すでにきちんとやっているというサムスンは問題解決の意志が疑わしい」とし 「5次交渉も特別な成果なく終わった」と7月31日に明らかにした。

サムスン電子とパノルリムは今回の5次交渉で再発防止対策について本格的に議論した。 続いて補償と謝罪などの争点についての議論を続けた。

パノルリムは、再発防止対策に関して △事業場の安全保健管理に関する総合診断、 △化学物質の取り扱い現況など、労働者の健康・安全関連情報の公開、 △事業場の安全管理に対する常時的かつ周期的な外部監督、 △安全保健に関する労働者の参加権保障のために労働組合の設立と活動を妨害しないことなどをサムスン電子に要求した。

しかしサムスン電子は情報公開と外部の監督などについて各々 「すでに多くの部分が公開されている」、 「国家機関を通じ、多様な外部監督を受けており、十分に客観的な監査を受けている」などと答えたという。 すでに進行している事案だと言って、事実上パノルリムの要求を拒否したわけだ。

また労組設立と活動を妨害しないという要求に対し、 サムスン電子は「労働法を遵守しており、今後も忠実に遵守する」と即答を避け、 パノルリムの関連内容の文書化についての要求も拒否したという。

補償対象に関しても双方の意見は交錯した。 パノルリムは労働災害申請でわかった被害者全員に対する即時補償の必要を主張して 「包括的保障」を要求した。 しかしサムスン電子は、まず交渉に参加した8人に対する補償から議論しようという既存の立場を確認した。

謝罪の問題でもパノルリムは、 △安全管理責任を全うしなかった点、 △労働者の労災認定を妨害した点、 △問題提起した家族と活動家に暴言・暴行、告訴・告発などで対応した点などを明示して謝罪するよう要求したが、 サムスン側はこれを受け入れなかった。

これに関してパノルリムは 「サムスンは結局パノルリムの謝罪要求を拒否し、具体的な理由は明らかにしなかった」とし 「上のような事実が実際にあったという点を認めないということなのか、 あるいは他の憂慮をしているのかを聞いたが答えなかった」と伝えた。

パノルリムは5次交渉について 「果たしてサムスンにこの問題を解決する意志があるのかさえ疑わしい」とし 「補償に関してもサムスンは『なるべく多くの方々に補償する』というが、 議論を繰り返すほどに結局、補償対象者を選別して縮小しようとする態度を見せている」と憂慮した。

双方は8月13日に6次交渉を行う予定だ。 双方は紆余曲折の末、5月28日に △双方の当事者間での誠実交渉、 △使用者側の被害者およびパノルリム活動家への告訴告発取り下げ、 △6月末までに3次本交渉進行など三つに合意し、交渉を続けている。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-08-02 06:18:19 / Last modified on 2014-08-02 06:18:19 Copyright: Default

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