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サムスン労組、『設立申告証』受けるやいなや『解雇』

チョ・チァンヒ副委員長18日に解雇...「10分で解雇決定」

ユン・ジヨン記者 2011.07.19 13:30

サムスン労組設立を主導したサムスン労組のチョ・チァンヒ副委員長が会社から 解雇されるという事件が発生した。チョ副委員長が解雇を通報された日は、雇用 労働部がサムスン労組に公式に労組設立畢証を発給した日でもあった。

[出処:チャムセサン資料写真]

7月18日、サムソンエバーランドは人事委員会を開き、チョ副委員長の懲戒解職 を議決した。会社側はチョ副委員長がこの2年間、協力業者との取り引き内訳を 含む経営機密を無断で流出させ、役職員約4300人の個人身上情報を外部に流した ことなどの行為を解雇理由とした。

また使用者側は、チョ副委員長が偽装車を不法に運行して警察に摘発され、会社 の名誉を傷つけたことも解雇に影響したと主張している。

これについてチョ副委員長は「権限があるシステムを使って労組活動に必要 かもしれないと思い、外部ポータルサイトのアカウントでメールを送ったが、 会社のセキュリティ・システムにより外部では閲覧できず、直ちに廃棄した」 とし「これが機密流出なら、これに該当しない職員はいない」と主張した。

また彼は19日、MBCラジオ[ソン・ソッキの視線集中]に出演して「会社が主張 する機密流出と役職員情報の流出、警察の調査による会社名誉毀損の3項目は、 どれも解雇されるような理由ではない」とし「懲戒の過程でも釈明する時間を 求めて問題提起したが、昨日、人事委員会を出て10分で解雇が決定された」と 説明した。

会社側がチョ副委員長に解雇を通知した18日は、雇用労働部がサムスン労組に 労組設立証を発給した日だ。一部では労組設立の最初から会社が全面的な圧力 をかけようとしたと憂慮を提起している。だが会社側はむしろ一部の言論を通 じ、チョ副委員長が懲戒されないように労組設立を主導したと主張している。

そのためチョ副委員長は「とんでもない主張だ。われわれはかなり前から労組 の設立を準備してきた」とし「6月末にサムスンが作った労組があると知らされ、 労組設立を急いだ」と説明した。

サムスン労組は12日に設立総会を開き、自発的労組を設立した。サムスン労組 はパク・ウォンウ委員長とチョ・チァンヒ副委員長をはじめとする4人の組合員 で発足し、超企業別労組としてサムスンの全系列会社の労働者に対し労組組織化 をする計画だ。

また彼らは設立総会翌日の13日、果川労働部に設立申告を出し、18日に設立確認 の書類を発行された。チョ副委員長は「現在4人の組合員の他にも、二人が組合員 に確定し、系列会社別に10人以内の労働者と相談をしている」と説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-21 16:48:22 / Last modified on 2011-07-21 16:48:23 Copyright: Default

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