韓国:アルジャジーラ、「サムスン職業病被害者、サムスンの責任を問う」 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
アルジャジーラ、「サムスン職業病被害者、サムスンの責任を問う」ファン・サンギ氏、「サムスンは安全と再発防止の約束を守れ」
チョン・ウニ記者 2015.10.10 21:45
サムスン電子が自社の半導体工場での職業病被害者に対する調停委の勧告案を無視し、 個別補償を進めていて議論を呼んでいるが、 アラブ系の外信がサムスン職業病被害者の声を詳しく伝え、注目される。 サムスン電子が今年2分期に中東をはじめ、グローバル市場で最も多くのスマートフォンを出荷した状況でのニュースなので、 さらに関心を集めている。 アラブ圏のニュース放送局、アルジャジーラ・オンラインの英文版は、 10月7日に開かれた 「サムスン電子半導体など事業場での白血病など疾患発病に関する問題解決のための調停委員会(調停委)」会議の一日前の6日、 「無力なサムスンの元労働者たちが会社の回答を要求している」という題名で 「被害者と活動家たちは単に補償ではなく、サムスンの責任を問うている」と伝えた。 ▲1997年にサムスンLCD工場で働いたキム・ミソン氏の最近の姿。2000年に多発性硬化症の診断を受け、現在ほとんど視力を失った状態だとアルジャジーラは伝えた。[出処:アルジャジーラ画面キャプチャー(写真、シン・ウンジェ)] アルジャジーラは「2007年に22歳だったファン・ユミ氏が急性骨髄性白血病で死亡した後、 初めてサムスン職業病問題が照明を受け始め、その後、 昨年サムスンが補償申請を受け入れると約束したが、 多くの被害者にとってこれは勝利ではなかった」とし、彼らの声をのせた。 アルジャジーラは「ユミ氏の父のファン・サンギ氏は 『私は(サムスンの計画に)全く同意していない』」とし 「彼ら(サムスン)は自分が同意した仲裁の過程に全く気を遣っていない」というファン氏の指摘を伝えた。 また「『金の問題ではない』というファン氏の発言と共に 『私はサムスンが安全の問題、そして再発を防止するといった約束を守ることを願う」という言葉も共に報道した。 アルジャジーラは現在の状況について 「第三者調停委がサムスン、家族とパノルリム間の対話を仲裁しており、 この会議は7月以後2か月になる7日まで計画」されたが 「アルジャジーラに送られたサムスン側のEメールによれば、 サムスンは『この問題を解決するためには非効果的で、 該当家族にとって最善の利益にならない』という理由で(調停委の)勧告文を拒否した」と明らかにした。 しかしアルジャジーラは 「被害者と活動家はサムスンが主導する補償委員会は不公正で、 透明性が不足しているという理由で反対している」とし 「多くの人々はサムスンの基準が特定の被害者を不公正に排除するものだと憂慮する」と指摘した。 アルジャジーラはサムスンが調停委勧告文を拒否し、憂慮をもたらしている状況とともに、 サムスン電子の工場の労働条件についての議論も共に伝えた。 アルジャジーラはまず 「『クリーン』産業と広く知られている半導体製造業は、 毒性化学物質と有機溶媒のバッテリーを含む極度に危険な過程」だとし 「この過程の多くが検証されておらず、 一部は毒性または発ガン物質と知られている」と報道した。 しかしアルジャジーラは 「サムスン電子は『自社は半導体産業の安全基準を満たすか、上回っている』という立場だが、彼らの実績は問題になっている」とし 「2013年、サムスン電子華城工場では多くの種類の致命的なガス漏出事故があり、 これによって進められた政府の調査でサムスンには産業安全保健法違反事例が1934件、 危険物質と労働者保護に対する方針にもさまざまな問題があったことが確認された」と伝えた。 アルジャジーラはまた「研究者はしばしば会社は作業環境についての具体的な情報は営業秘密だと主張し、 疫学研究を行うための資料を得ることに困難があると話している」とし、 サムスンについての事例を伝えた。 この言論はまた 「情報公開に対するサムスンの拒否は、政府主導の労働者補償プログラムを通じて補償を受けようとする被害者の努力を妨害している」とし 「サムスンは何度も被害者と彼らの弁護士が現場の研究に参加させず、 勤労福祉公団の決定に不信を抱かせる多くの事例を生んできた」と説明した。 これ以外にもアルジャジーラは 「(韓国)国内で、グローバル技術の巨人サムスンは最大の財閥」とし 「こうしたサムスンは、スパルタ式の職業倫理と強大な影響力で有名だが、 また、法の上の存在、反対派に対するブルドーザー式の対応など、 疑わしい経営によって非難を受けている」と批判した。 一方、パノルリムは10月7日、 サムスンが調停委勧告案を無視して独自の補償委員会を設置したため、 交渉団の全員交代とサムスン電子の責任のある本当の社会的対話を要求し、 サムスン電子本館前で4日間座り込みを続けている。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2015-10-11 04:01:50 / Last modified on 2015-10-11 04:01:52 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |