公共先進化を強行すれば同時交渉・争議

韓国労総、企財部、労働部、監査院を抗議訪問

政府の公共部門労使関係対策に韓国労総が強く反発している。韓国労総は4月 27日午前、労総の会議室で公共部門代表者記者会見を行い「欺瞞的な先進化を 即刻中断しろ」と声を高めた。

韓国労総はこの日の記者会見で企画財政部、労働部、監査院を狙った。

［出処:韓国労総］

企画財政部は4月18日の『公共機関ワークショップ』で『公企業先進化2次課題』 を進めると発表した。これに伴い政府は『労使関係先進化』等を前面に出して、 既存の職員賃金を下方調整、個人別の給与幅拡大、年俸制、賃金ピーク制、成 果給制を大幅に導入、実践が不十分な機関長の解任まで言及した。

韓国労総はこれをめぐって「監査院長は、これから常時『労使関係』を点検す るとし、実際いくつかの公共機関では労組構成と運営、支援現況など労使自律 に定めた団体協約全般の具体的な内容を隅々まで探している」と非難した。

労働部もまないたに上がった。韓国労総は「労働部は傘下の公共機関を対象と して労組活動の保障範囲、労組の経営参加と人事権制限の現況、賃金などの勤 労条件、団体交渉および労働争議の現況などを細い項目別の基準で評価、順位 を付けた後、これを今後の公共機関経営実績評価と機関長評価基準として活用 すると発表した」と強く警告した。

韓国労総は「こうした政府の措置は労使の自主的な団体交渉と、締結された団 体協約の保護を明示した労働関係法に明らかに違反する行為」と声を高めた。

韓国労総はこの日の記者会見で激しい単語を吐き出した。企財部、労働部、監 査院が進める一連の作業は、政府が直接統制できる公共部門から始め、労働運 動全体を無力化することで『企業に良い国』を作る親財閥政権の緻密なシナリ オだと規定した。

韓国労総は「公企業労組抹殺の策動をいますぐ中断し、これらの政策を立てた 責任者を問責しろ」と強く要求した。

韓国労総は「欺瞞的な政策を続ければ、大規模な野外闘争はもちろん、公共部 門すべての労組の同時交渉と争議を始め、全組織次元の闘争に直面する」と警 告した。

韓国労総はこの日の記者会見を終えて企財部、労働部、監査院を抗議訪問した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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