「仁川空港民営化法を廃棄しなければ推進」

キム・ジネ、「仁川空港を売り、他の道路に使おうという話」

先週、国会国土海洋委員会(国土委)は、仁川空港売却予想売却金4314億ウォン を国土海洋部の歳入予算から全額削減した。しかし11月14日、パク・チェワン 企画財政部長官がまた仁川空港売却推進の方針を表明し、論議がおきている。

国土委所属のキム・ジネ民主党議員は15日のCBSラジオ〈チョン・グァニョンの 時事ジョッキー〉に出演し、政府の仁川空港民営化推進の試みは終わっていな いと明らかにした。

キム・ジネ議員は国土委の予算削減後に出てきた民営化廃止の報道が間違いだ と指摘し「当時(国土委は)歳入予算4314億ウォンを削減をしただけ」とし、 「民営化を廃止するには、法案を廃棄しないければならないが、まだ法案は 廃棄されていないので、火種が生きている」と話した。

キム・ジネ議員は削減した予算議決手続きの問題を指摘した。彼は「予算決算 委で削減予算を変えるには、また常任委に戻らなければならない。だがパク・ チェワン企財部長官の話を聞くと、地方の事業に予算を配分するために4314億 ウォンの復元を主張している」とし、地方区議員を圧迫していると指摘した。

彼は「4314億ウォンを生かしておいて、顔色を窺いながら民営化を推進したい という本性を表わした。与党議員も歳入予算削減に同意したが、政府は地方区 議員の弱点に食い込んで、なんとか生かして、何とかしようしているのではな いか」と政府の民営化推進の意図は続いていると述べた。

キム・ジネ議員は「(野党が)法案小委は仁川空港公社改正法を廃棄しようと主張 しているが、与党議員がもう少し待ってくれと言う。政府や与党指導部は、廃棄 するのはまだ待ってほしいと言う」とし「ホン・ジュンピョ代表が持分売却を強く 主張していて、廃棄は負担に感じているのではないか」とし、与党議員が政府と 党指導部の顔色を見ていると推測した。

キム・ジネ議員は仁川空港の株式20％程度を売却し、空港の拡張に使おうという 主張には「空港に使わず歳入予算で他の道路予算に使え」と正面から反論した。

続いて「だいたい新設道路、鉄道の交通会計に使える。仁川空港ではなく建設 交通部が売却するのだから、交通会計に入る」とし「仁川国際空港では、むしろ 3期推進拡張も、大部分の予算を自分たちで使うつもりだ。政府が助ければ良いが、 今は助けるための売却ではなく、別のところ使うために売却する」とし、つじ つまが合わないと批判した。

総選挙まで6か月しか残っておらず、地方区議員の顔色をうかがっている中で、 仁川国際空港公社改正法を廃棄するまでは仁川空港民営化問題は議論が続きそうだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。