「ガス産業の迂回的民営化を中断しろ」

公共運輸労組がガス産業民営化阻止決意大会

ガス産業民営化を阻止するために、公共部門の労働者が一か所に集まった。 韓国ガス公社、鉄道公社、医療連帯など民主労総公共運輸労組、公共運輸連盟 の労働者たちは9月13日午後、政府果川庁舎の前で『ガス産業民営化阻止のための 公共運輸労働者決意大会』を開き、政府に都市ガス事業法施行令改正の中断を 要求した。

［出処:ニュースセル］

公共運輸労組のチェ・ジュンシク韓国ガス公社支部長は「李明博政権は、競争 体制の導入と施行令改正により、民営化を推進しようとしている。98年以後、 何回も闘争をして、政府の都市ガス民営化試みを防いだと思っていたが、性急 だったようだ。公共労働者が民営化を防ごう」とこの日の決意大会の意義を 説明した。

政府が7月に立法予告した『都市ガス事業法施行令一部改正案』の主な内容は、 直輸入事業者の資格基準を緩和し、民間業者が別途の保存施設を確保しやすい ようにする。これに対して公共運輸労組韓国ガス公社支部は、「これまでガス 公社が独占的に運営したガスの直輸入と卸売供給に民間業者が参加する道を 開くもの」とし、今回の改正案が「迂回的民営化」と批判した。

決意大会に参加した医療連帯のキム・エラン本部長は「政府が松都で進めてい る外資病院などの医療民営化の核心は、営利病院を作って大企業に売ることだ。 医療もガスと同じように、施行令を改正して迂回的に民営化を進めようとして いる。国民の健康を担保に商売をしようとしている政府の試みを防ぐのは病院 で働く労働者としての義務だ。われわれ公共労働者が力強く戦い、政府の民営化 の試みを防がなければならない」と主張した。

続いて全国鉄道労働組合のパク・テマン副委員長も「政府のKTX民営化の試みは、 国民大多数の反対で中断されたが、李明博政権の任期が終るまで安心できない。 鉄道、ガス、空港など、国民の財産と職場を守るために鉄道労働者が率先して 共に戦う」として決意を明らかにした。

一方、韓国ガス公社支部は都市ガス事業法施行令改正の即刻中断を要求して 政府果川庁舎前で1人デモを行なっている。4日には施行令改正に反対する 1695人の意見書を集め、知識経済部に提出した。(記事提携=ニュースセル)

［出処:ニュースセル］

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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