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「経済危機克服とは正反対に行く李明博大統領」

公企業構造調整圧迫に公共運輸連盟「失業解消すべきだがなぜ違うことを」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年12月03日13時37分

「締める必要のない労働者の腰のベルトだけを締める政府」

李明博大統領が昨日(12月2日)の国務会議で「各部署の長官は、傘下公企業の構 造調整がどう進んでいるのか、年末までに実績などを評価して報告しろ」とし、 人員削減を中心とする公企業構造調整を強めている。これに対して公共部門の 労働者たちは「むしろ雇用を作り、失業を解消すべき政府が言うことか」と 反発している。

公共運輸連盟は今日(12月3日)、大統領府があるソウル市清雲洞町役場前で記者 会見を開き「李明博政権の各種の対策は景気不況の克服とは正反対」と批判した。

公共運輸連盟のイム・ソンギュ委員長は、「IMFの時に公共部門の労働者たちは 骨を削る苦痛を甘受して、これまできた」とし「李明博大統領は数千、数百億 を持つ財閥のポケットをはたいて経済を生かすのではなく、これ以上締められ ない労働者にまたベルトを締めろといっている」と指摘した。

続いて民主労総のホ・ヨング副委員長も、「政経癒着で財閥になった現代出身 の李明博大統領が、労働者たちのことを考えるわけがない」とし「今は公企業 の人材を削減する時ではなく、むしろ雇用を増やし、経済回復を助ける時だ」 と話した。

この日の記者会見に参加した韓国ガス技術公社支部のキム・テボク支部長は 「現在、韓国ガス技術公社は10%の人員削減を進めている」とし「一方では労働 者を切りながら、青年失業を克服するためインターン社員を採用するといって いる。これは明確に、労働者への挑発だ」と伝えることもした。

「経済危機の時こそ公共サービスの拡大を」

記者会見の参加者は記者会見文で「政府は経済危機の克服のために失業を公共 部門に積極的に吸収し、雇用の弾力性を高める役割を果たせ」と指摘し、「政 府が進める公企業先進化方案と公共機関経営効率化方案は、主要公共部門にお ける特定勢力のための私有化の基盤を造成している」とし「特定勢力の利益の ために一方的に進められる公企業先進化政策は全面的に再検討すべきだ」と声 を高めた。

続いて「見せるための政策、犠牲作りとしての公共部門の予算と人員削減でな く、国民の痛みに触れて経済を再生させる優先的な対策として公共サービスを 拡大しろ」とし「公共部門労働者の要求を無視して対話を拒否する政府には全 面的闘争で答える」と警告した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-12-14 15:51:17 / Last modified on 2008-12-14 15:51:18 Copyright: Default

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