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核安保サミット終わっても露天商の摘発は続く...また性暴力議論

用役動員暴行、性暴力議論まで...区庁は「知らない」

ソン・ジフン記者 2012.04.17 16:43

核安保サミットは終わったが、露天商の摘発と強制撤去は止まらない。核安保 サミットが終わった直後の3月28日午後、瑞草区庁は区内の良才駅一帯で営業中 の露天商をいっせいに摘発、撤去した。区庁は用役職員約50人を動員して撤去 作業を行い、露天商がいた場所に数百Kgの石の花壇を設置した。この過程で 用役と、これに抵抗する露天商の間で摩擦が起こった。

『民主露天商全国連合』(以下 民主露連)と露天商は、撤去の過程で用役による 暴行と性暴力があったと主張している。用役が抵抗する女性露天商の服を強制 的に破り、地面に投げ飛ばすなどの暴行を行ったという。また区庁が『通行権 の保障のために』撤去をすると主張しながら、まさに石の植木鉢を設置して、 逆にさらに大きな通行の不便を誘発していると主張する。

▲撤去された露天商がいた場所に置かれた石の植木鉢[出処:民主労連提供]

民主露連のパク・ソンテ活動家は、「国際イベントを口実にして露天商を大々 的に摘発しようとしたが、世論の悪化でうまくいかなかったため、イベントが 終わった後、さらに強硬に露天商を弾圧している」と主張した。彼の言葉によ れば、瑞草区庁は核安保サミットが終わった3月末から民主露連や全露連などの 露天商団体に加入しない露天商を中心に、継続的かつ強硬な摘発と撤去を行っ ているという。

現在、瑞草区内の露天商は、撤去以後、良才駅付近にテントを張って強制撤去 に反対する座り込みを続けている。性暴力に対しても、被害者の家族と相談して 法的措置などの強硬な対応を模索している。

▲用役に服を破られた露天商[出処:民主露連提供]

だが瑞草区庁は、露天商の主張に対して「全く事実無根」という立場だ。瑞草 区庁の広報政策課のイ・スンミョン チーム長は〈チャムセサン〉との通話で 「通行の邪魔になる不法商行為を摘発しただけで、暴行や性暴力は全く事実無根」 と主張した。彼はまた「露天商の不法商行為で渋滞と歩道通行の不便が発生している」 とし「結局、露天商は自分たちの不法商行為について、区庁が手をこまねいて 見ていろというのか」と露店摘発の正当性を主張した。

しかし露天商たちも『生存権』を主張している。何の対策もなく、無条件に 露天商を摘発、撤去するのは生存権を剥奪する行為だという。パク・ソンテ 活動家は、「露天商は今も石植木鉢の間で何とか商売をしようとしている」とし 露天商の営業は生存の問題だと強調した。

民主露連と貧困社会連帯などの団体は、4月18日に瑞草区庁前で『瑞草地域 露天商生存権争奪決意大会』を開き、瑞草区庁の生存権剥奪行為を糾弾する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-04-18 00:25:29 / Last modified on 2012-04-18 00:25:54 Copyright: Default

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