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「大韓民国の福祉は死んだ」

「基礎法扶養義務制廃止要求、福祉部糾弾総力決意大会」を開催

キム・ガヨン、ホン・クォンホ記者 2011.05.26 09:47

▲扶養義務者基準廃止を要求する2日間の野宿闘争が行なわれている保健福祉部の前にMB福祉を批判するチラシが散っている。

6月の臨時国会で国民基礎生活保障法(下基礎法)の扶養義務者基準廃止を要求す る2日間野宿闘争が始まった。「基礎法扶養義務制廃止要求および貧困層を殺す 保健福祉部糾弾総力決意大会」が基礎法改正共同行動(下共同行動)の主催で5月 25日午後3時、福祉部で開かれた。

この日の決意大会で、全国障害者差別撤廃連帯のパク・キョンソク代表は開会 発言で「貧しい人々の最低限の人生に国家が責任を持てと福祉部に前にきたが、 集会を申告したのに現代グループの私有地を保護するために盾で防いでいるの がこの国の資本と公権力の現実」とし「これまで最低生計費の現実化と、扶養 義務者基準の廃止を要求し続けてきたが、福祉部は私たちの声を無視して死角 地帯に置かれた100万人のうち10万人しか救済せず、基礎法扶養義務者の基準を 緩和したかのように宣伝しているが、後の90万人は人ではないのか」と叱責した。

▲決意大会開始を知らせる貧困社会連帯の活動家.

釜山障害者夜学「チャム」学習室のチョン・ソンオク校長は「結婚して8年にな るが、結婚先に家があるという理由で受給者になれなかった」とし「3月に青瓦台 集団請願をしたが、この国の福祉担当者は(受給者になりたければ)両親を告訴して 夫と離婚しろといった」と吐露した。チョン校長は「私がこの国の市民だという ことが恥ずかしい」とし「これ以上、私たちのような障害者がなくなるように 闘争しよう」と声を高めた。

一緒に行くソウル障害者父母会発達障害者自立支援センターのパク・イニョン センター長は「重度障害者が家族から出て行ける所は生活施設だけ」とし「政 府は民生と福祉を語るが、まさに障害による経済的困難と差別を解決するため に生活施設に放り込むことが福祉部の政策」と指摘した。

パク事務局長は「基礎法の施行後、今まで変わらない福祉政策は、障害者たち にこの社会で暮すなということであり、これは人間として、家族として、同僚 と享受すべき権利を社会が認めないという意味」とし「李明博大統領は大統領 候補の時に障害児は堕胎しても良いという発言をしたし、それが李明博政権が 持つ浅はかな哲学だったが、大統領になった今も変わっていない」と糾弾した。

連帯発言も続いた。社会党ソウル市党のチャン・シジョン副委員長は「李明博 政権が言う福祉は、障害者と貧困で苦しむ人々を断崖に押し出すこと」とし、 「基礎法だけを見ても最低限の生も維持できない金を受け取るために、家族と 壁を作らなければならず、子供が需給を受けるために父母が命を捨てなければ ならないのが韓国の福祉の現実」と指摘した。

全国貧民連合のシン・ホソプ代表は「今、ハンナラ党とチン・スヒ長官は基礎 法でデパートのようにバーゲンをしようとしている」とし「包装だけ巨大にし た李明博政権の福祉は、金持ちと財閥の財政はあっても、まさに社会的弱者の ためには実践に移さない」と指摘した。シン代表は「福祉の時計が逆転してい るが、私たちがこれを止める」とし「2日だけでなく、持続的に闘争しよう」と 決意した。

共同行動は闘争決議文で「昨年の定期国会に続き、今年の2月と4月に開かれた 臨時国会で福祉部が示した態度は、庶民の保健福祉に反対しているとしか見ら れない」とし「特に、貧困の責任を家族に押し付ける扶養義務者基準の改正の 要求が非常に高いのに、福祉部は予算を理由にむしろ率先して反対している」 と糾弾した。

続いて共同行動は「先週、ハンナラ党のキム・ソンシク議員が扶養義務者基準 を185%にする基礎法改正案を発議したが、これもやはり基礎法死角地帯を解決 するものではなく、予算に合わせた改正案でしかない」とし「われわれは今回 の2日間の闘争で、李明博政権の福祉と保健福祉部の死を宣告し、これから6月 の臨時国会で必ず基礎法扶養義務者基準を廃止し、貧しい人々の人間らしい 人生を勝ち取る」と宣布した。

この日の決意大会には障害者歌グループ「視線」が「飛びかかれ」、「世の中 へ」等を熱唱し、労働歌手のイ・ヘギュ氏が「旗の歌」など3曲を歌い、共にし た。また決意大会の参加者全員が福祉の死を象徴するパフォーマンスを行い、 目を引いた。

『あき缶福祉糾弾! 本当に民衆福祉争奪のための文化祭』を開く

チン・スヒ長官面談要請中活動家4人連行

基礎法改正共同行動は、26日の夜9時に、保健福祉部の前で『あき缶福祉糾弾! 本当の民衆福祉争奪のための文化祭』を開いた。

この日の文化祭は、午後7時に開く予定だったが、参加者がチン・スヒ長官と会 うために福祉部裏門側に移動して進入を試み、相次いで活動家が警察に連行さ れたため、参加者は彼らの釈放を要求して、しばらく警察と対峙したため、 予定より遅れた。

夜11時を越えて文化祭を終えた参加者は、ほとんどが福祉部の前で野宿に入り、 26日午前8時の出勤宣伝戦、午前11時の「基礎法扶養義務者基準全面廃止および 福祉死亡宣告記者会見・大韓民国の福祉は死んだ!」を進めながら、2日間の総力 闘争を終える予定だ。

恵化警察署に連行された参加者は夜11時30分現在、調査の後、収監されている。 警察の連行で車椅子から落ちた後、苦痛を訴えてソウルのペク病院に運ばれた 慶山障害者自立生活センターのハ・ヨンジュン所長(脳病変障害1級)は、CT スキャンも受けるなど、精密な検査が必要な状態だ。(記事提携=ビーマイナー/ 編集=チャムセサン)

▲警察に囲まれた状況で連行された参加者の釈放を要求する

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-27 05:15:51 / Last modified on 2011-05-27 05:15:52 Copyright: Default

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